木は自分で呼吸をし、日本の自然の中で生きている
(木は自分で呼吸をし、家を支え生きている)
・・・とにかく木というものは、自分で呼吸しておるんです。

乾燥しておれば木は縮みますし湿気のあるときには、それ以上湿気を中に通さないんですな。
こうすることで中のものを守るんです。
湿気を吸収して木が太りますと、中に湿気がいきません。
木にはそういう利点があるんです。
日本の建築物で一番の敵は湿気なんですな。
木造では湿気がくるとシロアリがすぐつくんです。
乾燥しているとシロアリはようきませんな。
しかし、この湿気のある国だからこそ、また木の寿命というのが生きてくるんですな。
乾燥しすぎておりますと木の耐用年数が短くなってしまうんですな。
ある程度の湿気が木には必要なんです。
そやから、日本の建築は、日本で育った木が一番よろしいんや。

今ごろは、アメリカやカナダから木を持ってきていますけど、
はたして何年もつかは疑わしいですな。
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「木に学べ」西岡常一棟梁より






