こんにちは、スタッフの吉田です。
家をつくるとき、駐車場は必要な台数だけ確保しますが、自転車を何台置くか想定していない事多くありませんか?
意外に忘れがちなのがこの「自転車」の置き場所。
間取りや駐車場を優先するあまり、わざわざ駐輪スペースをとらずに、
「なんとなく余った場所に自転車を置く」。
こんな感じで自転車を止めるという方は多いのではないでしょうか。
◇将来増える可能性大!
お子さんが小さい家庭では自転車は必要ないことも多いですが、子供が大きくなってくると移動手段として自転車はかなりの確率で必要となってきます。
ガソリンも高騰する中、通勤は運動もかねて自転車を利用する方も増えてきました。
つまり今はそれほど自転車を置くスペースがいらなくても、実際に自転車が必要になった時や増えた時にどの辺りに自転車を置くかを、
家の設計の段階で想定しておくことが大切!
です。
◇雨は天敵、庇や屋根が必要。
ただ置くだけでは、自転車が雨に濡れれば錆びていきますし、雨が止んだあとに自転車に乗ろうとしてもサドルがビショビショですね。
カバーをかけることもできますが、飛んで行ったり、使用するたびに外してまたかけるのは大変です。
できるだけ雨がかからないように屋根や庇を設けることをおすすめします。
しかし屋根を設けるとなると、自転車置き場の存在感がどんどんと大きくなり、家の外観はかなり変わってきます。
どんなにかっこいい家や外構をつくっても、隣との狭い隙間にテラス屋根を設けたり、野暮ったいサイクルポートがついてしまったり、自転車が無造作に置かれていたら締まらないですよね。
住宅のモデルハウスや外観がかっこいい写真をよく見てみてください。なぜスッキリ+カッコよく見えるのかというと、共通しているのは自転車置き場を設けて「いない」ことなんです・・・!ずるいですよね!
そこで今回は、野暮ったくならない、自転車置き場の作り方についてご紹介したいと思います。
◇自転車置き場の作り方
①家の軒や庇を大きく出して、その下に自転車を置く
玄関ポーチは雨に濡れないように作りますが、そこに自転車を置けるようにします。
軒がこれくらいあれば自転車を置いてあげるのも楽ちんです。
また、玄関ポーチに階段だけでなくスロープを作ることで、自転車の出し入れをする時もスムーズに出し入れすることができるというのも便利です。
また玄関だけではなく、下屋の作り方次第で好きな場所に自転車置き場を作れるるようになるというのも魅力の1つです。
②自転車用の庇をつける
後付けで庇を付けるタイプです。ちょっとした場所しか無くても、自転車置き場をつくれそうですね。
ただ自転車用の庇だとそこまでサイズは大きくないので、雨の日に横風が吹くと自転車が濡れてしまうという点はデメリットと言えます。
また、見た目が野暮ったくならないように庇はシャープに作るのもポイントとなってきます。
他にも後付けで付けるタイプとして、外構でサイクルポートをつくることも。
サイクルポートは色んな形があるので、家のデザインにあったサイクルポートを選びたいですね。
雨の影響をできる限り防ぎたい場合は少し大きめのサイクルポートを選んでおくと安心です。
私のおすすめはリクシルのサイクルポート↓
※リクシルHPより引用 「カーポート SC:ミニ」
写真の通り、スッキリとした直線的なラインが特徴のデザイン性高い商品です。
また、その他には大きなカーポートを作って一部を自転車置き場にするという方法もあります。
外構で付けるタイプは後付けといえど、敷地を大きく占有してしまう+車や人の動線とも支障なく考える必要があります。やはりこちらも設計段階から何台の自転車をどこに置くか想定しておく事が重要なんですね。
③家の中に自転車を置く
最近では高級な自転車も多いので、広い玄関土間をつくってそこに自転車を置く方は年々増えているように感じます。
このように自転車を家の中に置く場合のポイントとしては、自転車をいかにスムーズに出し入れできるかどうかということ。
自転車置き場まで何度も切り返しが必要な場合などは壁に自転車のタイヤをぶつけてしまう可能性が高くなり、壁の塗り壁やクロスが黒く汚れてしまうことも!
そのため、自転車を出し入れする時の動線がどうなるかを確認しておくことが大切です。
以上、今回は自転車置き場のご紹介でした。
自転車は意外に場所を取りますし、自転車をどんな風に置くかで家の見た目は変わってきます。
将来、自転車置き場に悩まさることがない家づくり、ぜひ参考にしてください(^^♪