こんにちは、スタッフの吉田です。
勝手口って当たり前のようについていましたが、最近はない家も増えているようです。
賃貸で多いアパートやマンションでは勝手口がないケースがほとんどなので、それに慣れてしまうと勝手口が必要か迷ってしまうことも・・・。
では、実際に勝手口は作った方が良いのでしょうか?
今回はそんな勝手口について、メリットとデメリット見ていきたいと思います。
勝手口のメリット
①ゴミ出しがしやすい
勝手口の大きなメリットとしては、キッチンに溜まったゴミをすぐ外に出せるということが挙げられます。
勝手口の近くにゴミ箱を置いている家もよく見かけますよね。
家の中にあまりゴミを溜めたくないという場合、勝手口は大きな味方になってくれます。
ごみ袋を持って玄関まで家の中を歩くことを想像すると、できれば最短距離で家を汚さずに持っていきたいですよね。
なので玄関とキッチンの距離がある間取りの場合は勝手口があるとゴミ出しも便利です。
②キッチンへの動線が増える
キッチンに勝手口があることで、外から直接キッチンにアクセスできるようになります。
たとえば、車を降りてすぐに勝手口があれば、買い物をした物もすぐキッチンへ運べますし、庭に家庭菜園があれば、家庭菜園で収穫したものをすぐにキッチンへ持っていく事もできます。
③キッチンに外光が入りやすい
キッチンに外の光が入りやすいことも、勝手口のメリットのひとつです。
独立型のキッチンの場合は、日中も外の光が入りにくく、電気をつけなければならないことがあります。
勝手口には窓と同様の採光効果があるのでキッチンが明るくなりやすく、電気をつける必要がないので光熱費を削減することも可能です。
④換気がしやすい
窓を開けるとすぐに換気ができる点も、勝手口のメリットと言えるでしょう。
換気扇を使う場合は電気代がかかりますが、勝手口の窓を開ければ、光熱費もかからず簡単に換気をすることが可能です。
勝手口のデメリット
それでは次に、勝手口のデメリットも見ておきましょう。
勝手口にはどんなデメリットがあるのでしょうか?
①防犯の弱点となることも
勝手口は家の裏手など見えにくい場所に作る事が多いので、防犯上の弱点となることもあります。
そのため、防犯性の高い勝手口を採用するというのが基本になります。
また、人が歩くと音が出る防犯砂利を敷いたり、人に反応する防犯センサー付きライトを設置するなど、プラスαの防犯対策を取るというのも有効です。
②費用が掛かる
勝手口を付ける場合、その分費用が掛かってきます。
窓よりもドアを付けるほうが価格は高くなります。また勝手口を作る場合は外に出れるための足場も必要になってきます。
勝手口と地面では少なくとも60㎝くらいの段差があり、スムーズに外に出れるようにするためには土間を作るなどの対応が必要になりますし、勝手口の上に雨よけの庇を作れば数万円のプラスになります。
そういった費用や防犯対策なども含めると、意外と大きな金額になってきます。
勝手口が必要かどうか?の判断
外とのアクセスのしやすさ、採光や換気の面から、個人的には勝手口を付けることをおススメしています。
ですが、もしも勝手口を付けようかどうか、、と迷っている場合は、生活スタイルを思い出し誰がどのルートで何をしに行くために使用するかを想定すると判断しやすくなりますよ。
たとえば、ゴミを外に置く場合に多いのが、缶やビン、ペットボトルといった生ゴミ以外のもの。
毎日のお風呂上がりのビールが楽しみという家庭であれば缶の量はかなり増えますし、空きビンも日本酒やワインが好きであれば本数も増えます。
同じようにペットボトルについても、どれだけペットボトル飲料を飲むかで量はかなり変わってきます。
また出勤ついでにゴミ出しをする場合、勝手口にゴミを置いていると勝手口に出てゴミを回収するという手間が一つ増えてしまうので、あとで手間に感じてきてしまうこともあります。
特に冬場や雨、雪の日などは一度外に出てゴミを回収して玄関から出勤するというのは結構手間となり、結局勝手口は使わなくなったというケースも。
まずは実際に勝手口の有る生活をシミュレーションしてみることをおすすめします。
以上、勝手口についてご紹介しました。
今後の家作りの参考にしてくださると嬉しいです(^^♪