エムズ通信 Aimss Journal

使いやすい玄関ポーチのポイント

施工現場日誌

こんにちは、スタッフの吉田です。

前回はポーチのタイルについてお話させていただきました。

玄関ポーチというのは毎日使う所なので使いやすくしたい場所ですし、どうせなら玄関ポーチをおしゃれに作って玄関の見栄えも良くなると毎日家に帰るのも楽しくなりますよね。

そこで今回は、使いやすくて外観も高級感がでるおしゃれな玄関ポーチのつくり方をご紹介したいと思います。

 

①玄関ポーチのサイズ

玄関ポーチはどのように作るとおしゃれで使いやすい玄関ポーチになるのでしょうか。

玄関ポーチというと、↓の図のような幅1m80㎝、奥行90㎝という1帖サイズの玄関ポーチを見かけることが多くあります。

玄関ポーチに使う外用のタイルというのは1枚が30㎝角であることが多いので、30㎝でキレイに割り切れる1帖サイズが標準にするにはちょうど良いサイズという理由からです。

建売住宅なんかはほとんどこのサイズですし、注文住宅でもこのサイズを玄関ポーチの基本サイズにしている家も多くあります。

ただ、この1帖サイズの玄関ポーチだとドアを開いた時、玄関ドアの先が玄関ポーチギリギリになってしまいます。

来客があった時に玄関ドアを勢いよく開けると、お客さんが玄関ポーチから落っこちてしまうなんてことも。

 

また、玄関ポーチに手すりをつけるのも大変。

玄関ポーチは道路の近くにつくる事が多く、道路と10㎝ほど高低差があるだけで玄関ポーチの高さは50㎝を超えてきます。

少し高さがある玄関ポーチの場合は、手すりを付けようということになるのですが、玄関ポーチから落っこちないように玄関ポーチに手すりをつけようと思っても、1帖の玄関ポーチだと狭過ぎて手すりを付ける事ができない事があります。

このように、1帖の玄関ポーチは使い勝手が悪いサイズなので、スペースが取れるのであれば玄関ポーチはもう少しゆったりとしたサイズにすることがポイントです。

エムズでも玄関ポーチのサイズを考える時、駐車場や駐輪場に影響がなければ、奥行きは1200~1500mmを設けています。

 

②玄関ポーチの階段と素材

次に、その高低差のある玄関ポーチから地面までの段差の処理として「階段」が必要になってきます。

玄関ポーチの階段の目安として、1段18㎝以下。

できれば階段1段の高さが15㎝前後くらいでつくれれば、ゆとりのある階段になりますし、玄関ポーチの見た目もよったりとしておしゃれに見えます。

玄関ポーチには一般的にタイルを使う事が多いですが、玄関ポーチに天然石を使ってあげると普通とはひと味変わった落ち着いた玄関にすることができます。

天然石を使うなら、見た目だけでなく外用の滑りにくい物や耐久性が高い天然石を選ぶのがオススメです。

また、ただの階段にするのではなく、浮き階段(フローティングステップ)も普通とはひと味変わったモダンで落ち着いた玄関にすることができます。

階段を昇り降りする際に、階段の踏み面(足を置く面)が浮いているようなデザインが特徴です。

この感覚の正体は、階段の側面にあたる「立ち上がり」よりも踏面が外側に飛び出している構造にあります。立ち上がりのことを通常の階段では「蹴上」と呼びますが、フロート階段の場合は立ち上がりが奥まっているので「蹴込(けごめ)」と名前が変わったりもします。

通常のアプローチ階段よりも凝った意匠になり、照明などを仕込むこともできます。

 

③玄関ポーチの庇

玄関ポーチは玄関の鍵を開けたり傘を開いたりなど、出かけたり家に帰ってきた時に使う場所です。

そのため、外出や帰宅がスムーズになるように雨風が入り込まないようにしておく必要があります。

玄関ポーチで雨風をしのぐための方法はいくつかありますが、その中で特に多いのが玄関ポーチの上に庇を付けるという方法。

金額的にもリーズナブルで施工も単純ですが、上手くデザインしないと取ってつけたような庇になってしまい、玄関というより勝手口のような印象になってしまいます。

庇の軒をぐっと出して下屋の存在感を出した外観にしたり、庇をつけないで良いように玄関ポーチ部分だけ凹ませる工夫をすると、玄関に奥行と存在感が出てきます。

 

 

注意点は間取り次第で玄関ポーチの広さが決まってくるので、玄関ポーチを広くしたい時は間取りと相談になってくるということ。

間取りの段階から玄関の屋根やアプローチを考えておくと素敵な外観になりますよ。

 

以上、今回は玄関ポーチのポイントでした。

外観で迷っている方の参考になれば嬉しいです(^^)

 

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