こんにちは!スタッフの桑村です。
今日は初めてインスタライブしました。
まったくの思い付きで始めましたが、なんとなく成功!?
内容は先日建てた「ミニチュア版エムズの呼吸する家」での空気の流れ実験です。
実験手順
①投光器を太陽に見立てて屋根を熱する
②呼吸する家の基礎部分で煙をたく
③煙の動きに注目!!
煙が棟換気から吸い出されるように流れ出ているのがよく分かると思います。
これは基礎部分と、熱した屋根部分に温度差が生まれ上昇気流が発生したため。
こうした自然な空気の流れが壁内にこもる熱や湿気を排出してくれるので、壁内にはいつも
新鮮な空気が循環しているという仕組みです。
壁内に湿気がこもらなければ、構造材や断熱材へのカビの発生や腐朽、シロアリ被害などに
あいにくく、家が長持ちします。
また、室内で発生する湿気や化学物質は壁(石膏ボード)を透過し、壁内の上昇気流に乗って
屋外へ排出されます。
そして排出された分、また新鮮な空気が入ってくるので、室内は常にきれいな空気で満たされる
というわけです。
しかし、この仕組みをうまく使いこなすには条件があります。
それは仕上げ材に自然素材(無垢材や漆喰、珪藻土、和紙クロス、セルロースファイバー
断熱材など)を使うこと。
いくら壁内に空気循環の仕組みを作っても、石膏ボードが化学物質や水蒸気を透過させても、
室内の空気を閉ざすビニールクロスやグラスウールなどの石油系建材で室内が覆われていては
意味がないのです。
新建材の閉ざされた室内は機械換気が必須ですが、自然素材の呼吸する家は自然の力で空気の
入れ替えが可能なので、機械換気に頼る必要がありません。
住む人にも、構造材にも、地球環境にもやさしい「自然素材の呼吸する家」の仕組み。
是非是非ご覧くださ~い!
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