カビ実験を見ていただいたお客様より質問をいただきました。
お客様宅は木の家「呼吸する家」を新築より3年を迎えました。
・・・目で見ると空気のいい家に住んでいるということが、ますます実感できます。天気のいい日は窓を開けて開けることが多いのですが、その場合も効果は同じでしょうか?締め切ったままの状態で過ごす日が少ないかもしれません。
■エムズより返信
我が家も先日まで春の天気のいい日には窓を開けて新鮮な空気を取り入れたらいいと思っていたのですが(自分で「呼吸する家」の仕組みをつくっていてウッカリしていました)
この春、私が花粉でクシュン・クシュンいいだしまして、そんなとき、外には花粉が舞っているのに、家の窓を開けていることに疑問を感じました。
本来、窓を閉めおくべきなのに。
普通は窓を閉めれば家の中の空気環境が悪くなるのですが「呼吸する家」は実験でも見ていただいたように締め切った状態でも家の中と外とは微かな空気の移動があります。
なので常に新鮮な空気に満たされています。
そのことがわかりやすいのは臭いです。
晩に締め切った状態で焼肉をしても翌朝は嫌な匂いがこもりません。
魚を焼いても同じです。
微かな空気の移動の中で汚れた空気と新鮮な空気が入れ替わるのです。
家の外回り壁、屋根には空気の流れる道があります。
空気は暖まれば軽くなりますので自然に上昇気流が発生して上の方、屋根に向かって流れていきます。そして屋根のてっぺんに設けた換気穴から排出されます。
ここに家の中の汚れた空気(化学物質なども)、匂いなどがでていきます。
なので機械による換気なくても一年中24時間締め切った状態で家の中の空気は綺麗です。
感覚的には窓を開けたいですが外からは花粉、ホコリ、虫、PM2.5、湿気・・などと避けたいものは多くあります。
我が家では洗濯干しも、新築から5年7か月になりますがずっと部屋干しです。
そして室内干し特有の嫌な匂いは一切ありません。
一般的にはこんなことは考えにくいのですが。
本当です。