こんにちは!スタッフの桑村です。
先日、長女の誕生日でした。
お誕生日ご飯のリクエストは「おうち屋台」。
たこ焼き、焼きそば、唐揚げ、ポテト、フランクフルト、チョコバナナ。
パックに入れて並べるだけのお手軽屋台でしたが、とても喜んでくれました。
注文住宅を建てる際、こだわりを詰め込むあまり予算オーバーしたという話は、そう少ない
ことではありません。
ある不動産サイトの調査によると平均243万円予算オーバーしているそう。
ほとんどのご家族にとって、家は人生一度きりの大きな買い物、どうしても妥協したくない部分も
たくさんあると思います。
とはいえ、できれば予算内で収めたいですよね。
そこで今回は予算オーバーの原因と、予算オーバー予防策をご紹介します。
◆予算オーバーの原因①◆坪単価の誤算
坪単価に含まれる内容の設定は施工会社によって様々です。
含める項目、含めない項目など決まった定義がないので、坪単価の計算方法が一律ではありません。
また、延べ床面積なのか、施工床面積なのかによっても大きな差が出ます。
延べ床面積は、建物全体の床面積の合計で、玄関ポーチやロフト、ベランダ、吹き抜けなどは
含まれません。
施工床面積は、施工するすべての床面積のことで、延床面積には含まれない場所の面積も
含まれます。
このあたりの違いが曖昧だと、予算オーバーの要因になってしまうので確認が必要です。
一見、坪単価が安くても、別途工事費や諸費用が想定外にかかることも多々あります。
いざ家を建てるとなると、土地+建物本体+給排水工事+空調設備やカーテンなどの付帯工事+
外構工事+地盤調査、、、などなど多額のお金が動きます。
なので、坪単価にはどこまでの費用が含まれているのか、建物本体の価格には何が含まれて
いるのかをしっかりと確認しましょう。
「坪単価が安いから」と安易に施工会社を決めてしまうのは後悔につながる、、、かもしれません。
坪単価はあくまでも予算内でどれくらいの大きさの家を建てることができるのかを考える目安程度
と考えておいた方がいいですよ。
◆予算オーバーの原因②◆住宅設備のアップグレード
快適な暮らしの為に取り入れたい高機能な住宅設備。
設備をアップグレードすればするほど予算は上がります。
キッチンひとつとっても、10万単位で簡単に上がり、すぐに驚くような金額に膨れ上がります。
便利な機能を見ると欲しくなってしまいますが、それが本当に自分にとって必要な機能なのかを
見極めることが大切。
アップグレードしたからといって必ずしも快適になるとは限りませんしね。
エムズではお施主様が住宅設備のショールームに行く際には担当者が同行しています。
寸法詳細の打ち合わせや、家の床材・壁材の雰囲気に合う色のアドバイス、機能・金額面での
アドバイスを交えながら、できるだけ予算オーバーしないよう、お施主様に最適なプランを選んで
いただく為です。
◆予算オーバーの原因③◆土地の費用
土地があれば建物の予算だけで大丈夫なのですが、土地+建物となると、土地の予算設定も大きな
ポイントになってきます。
住みたい地域の土地が思った以上に高額だったり、購入したものの地盤改良が必要だったりして
想定外の予算オーバーになることも。
「土地は出会い」と言われるほど本当にタイミングが大切で、いい土地との出会いがあれば急いで
購入しなければならないこともありますが、それにより予算オーバーし、建物を妥協してしまうのも
悲しいので、、、ここはいったん落ち着いて、、、
なぜその土地が欲しいのかを自分なりに分析することをおススメします。
立地、周辺の環境、日当たり、形状、災害リスク、高低差などが土地選びのポイントになるの
ですが、日当たり、形状などは他の土地でも、設計士の力量でカバー可能なので、予算内で納まる
土地を探し直すのもひとつの手です。
家を建てるということは、この先何十年とそこで暮らすわけで、もし妥協した家を建てて暮らし
続けるよりも、土地と建物の双方バランスの良い家を建てて、満足感に包まれて暮らしていく方が
幸せだと思います。
エムズでは土地選びのお手伝いもしています。
気に入った土地があれば、一緒に見に行ってプロの目で分析することも可能ですので、お気軽に
お声掛けくださいね。
では、次に予算オーバー予防策をご紹介します。
◆予算オーバー予防策①◆建物形状をシンプルにする
複雑な形状の建物は「面」が多いので、その分手間や外壁などの材料費がかかり、費用がかさんで
しまいます。
最も費用削減できるといわれる形状は箱型。
凹凸が少なくシンプルなので、将来的なメンテナンスがしやすく、構造的にも強いというメリットも
あります。
◆予算オーバー予防策②◆間取りの見直し
間取りを見直して、床面積が縮小されれば予算を抑えることが可能です。
廊下をなくす、仕切りをなくすなどすれば、壁や建具などの費用も削れます。
部屋も見せ方次第で実際の畳数以上に広く見えたりもするので、リビングや寝室、子供室の面積も
見直してみましょう。
また必要以上に収納があっても結局は物が増えるだけなので、例えばファミリークローゼットの
ように家族で使える大きな収納を一つ造って、他の部屋の収納は縮小するのもおススメです。
◆予算オーバー予防策③◆水まわりを固める
キッチン、洗面、浴室、トイレなどの水まわりを固めて配置することで配管のロスが少なくなり、
工事費やパイプなどの資材の費用を抑えることが可能です。
配管が短ければお湯の出も早いですしね!
最後に、予算オーバーしそうでも絶対に妥協すべきでない点をご紹介します。
①断熱性能
家の快適性を大きく左右する断熱性能。
断熱性能に関して妥協すると「夏暑く、冬寒い家」になってしまいます。
断熱材にも様々な種類がありピンキリですが、断熱性能が悪い家は光熱費が無駄にかかり、
何より家が快適でなくなります。
暮らしに直結する部分なので、妥協せずこだわることをおススメします。
②外壁
年中、日射や風雨にさらされる外壁は最も傷みやすい部分です。
外壁を妥協すると、メンテナンスが短期間ごとに必要になったり、雨漏りの原因になって
しまいます。
きれいに長持ちする外壁にこだわることで、長い目でみた時に、メンテナンス費用がグッと
おさえられるので、妥協しないことをおススメします。
エムズではジョリパットという塗り壁仕上げを採用しています。
コーキングレスなので、継ぎ目がない見た目が美しいのはもちろん「コーキング部分の
劣化」がなく、耐用年数が高いのが特徴です。
③耐震構造
地震大国と言われるほど地震が多い日本で耐震に関する部分はとても重要です。
耐震に関して妥協すると、災害時に非常に後悔することになります。
ご家族の命に係わる部分なので絶対に妥協すべきではありません。
エムズの家は耐震等級3を標準としていますので安心してお住いいただけます。
以上、長くなりましたが、予算についてのお話でした。
予算はデリケートながら、絶対にうやむやにしてはいけない部分です。
自分達の暮らしに必要のない部分は減らす、逆に必要な部分にはしっかりとこだわって、
夢のマイホームを実現しましょう!