こんにちは!スタッフの桑村です。
夏休みもあと少し。
いつも子供達を見送る側の私が、子供達に見送られながら出社する日々ももうすぐ終わりです。
嬉しいような、寂しいような。
・・・やっぱ嬉しいか(^^)
新築計画において必ずと言っていいほど採用されるウォークインクローゼット。
収納力が高く、季節ものの衣類や季節家電や布団などが楽々収納できる印象ですよね。
以前に新築させていただいたお宅のウォークインクローゼットは、なんと6畳もの広さ!!
桐材で仕上げているので、調湿効果・防虫効果もバッチリです。
ところで、クローゼットとウォークインクローゼットの違いはご存知ですか?
◆クローゼット◆
衣類や生活雑貨をしまうために洋室に設置されている収納で、ハンガーパイプが取り付けられています。
奥行は衣類の幅に合わせた50cm~60cm程度。
奥行が浅く、収納スペースも狭いけれど、その分、居住スペースを確保することができます。
衣類や生活雑貨以外の大物(季節家電やスーツケースなど)の収納にはあまり向いていません。
また日々の衣類の片付けや衣替えの手間がかかります。
◆ウォークインクローゼット◆
人が中を歩ける程のスペースがある収納で、そこで身支度することも可能。
広さは2~4畳程度が一般的で、ハンガーパイプや棚が取り付けられています。
先述したように、収納力に優れているので衣類以外の大きなものが収納できます。
ウォークインクローゼットには「I字型」「Ⅱ字型」「コの字型」「L字型」の4種類のレイアウトが
あります。
それぞれの特徴はこちら!
●I字型●
片側の壁だけにハンガーパイプや棚が取り付けられており、他のレイアウトより収納力は低め。
収納ボックスなどを利用してスペースを有効活用し、収納量を増やす必要があります。
それほど広くはないので、整理整頓がしやすいかもしれません。
●II字型●
両サイドの壁にハンガーパイプや棚が取り付けられており、I字型よりもスペースが広く、収納力が高め。
夫婦や兄弟姉妹で片方ずつ使い分けるのもいいですね。
一直線に奥までウォークインできるので左右を見渡せ、どこに何があるのかが一目瞭然!
4種類の中で最も無駄がなく使い勝手がいいレイアウトです。
奥の壁にタンスや鏡を置けば、さらに使い勝手良し。
●コの字型●
両サイドの壁+奥の壁にハンガーパイプや棚が取り付けられており、4種類の中でもっとも収納力がある
レイアウト。
ただし、まあまあな広さが必要になります。
コの字の角に当たる部分にデッドスペースができてしまいがちですが、普段あまり使わないものを
収納しておけば、それほど気にならないでしょう。
スペースに余裕があれば、中央部にも棚を設置することで収納力がパワーアップ!
●L字型●
片側の壁+奥の壁にハンガーパイプや棚が取り付けられており、II型にするには広さが足りず・・・
かといって、I型で使うにはスペースが広すぎるかも・・・というときにおススメのレイアウトです。
入り口横の壁には棚、奥に衣類をかけられるようにするなど収納方法を分けると、より使い勝手が
良くなります。
以上、クローゼットとウォークインクローゼットの違い、そしてウォークインクローゼットの
レイアウトの紹介でした。
とっても魅力的なウォークインクローゼット、必要かどうかは、そのご家族の生活スタイルや
家族構成などよって異なりますが、
・荷物が多い
・家のあちこちに収納場所をとるのではなく一カ所にまとめたい
・家族が2人以上
上記のようなご家族には特におススメします。
家族分の衣類を各部屋に収納するとなると手間が大変ですが、一カ所であれば手間が省け、かなりの
時短になります。
嬉しいですね。
「広いから」とどんどん物を詰め込まないように気を付けさえすれば快適な収納スペース、それが
「ウォークインクローゼット」です。
家ができ上がってから「スペースが足りない」「スペースこんなに要らなかった」などといったことに
ならないように、収納したい衣類や物はどのくらいあるのか、そのためにはどれくらいのスペースが
必要なのかを、設計士としっかり考慮しながら間取りを検討して、思い描く理想の家を
現実にしちゃいましょう!