エムズ通信 Aimss Journal

玄関と階段は間取りの要!

施工現場日誌

こんにちは、設計の吉田です。

毎日図面とにらめっこをする日々ですが、改めて感じるのは、間取りは奥が深いということです。

お家の間取りはお客様のご要望はもちろんですが、敷地に合わせ、動線を考え、外観を想像し、採光を考え、構造も考えて、と本当に難しいと日々感じます。

そんな中でも、どんな間取りにも当てはまる、抑えるべき法則というものがあります。

これは私が設計の勉強中にある有名な建築家さんから教えていただいたことなので完全に受け売りなのですが(^-^;)

家の間取り、それは、「玄関」と「階段」の位置で善し悪しが決まる。

です!

どうして「玄関」と「階段」に注目するのかと言うと、「玄関」と「階段」の位置によって家の無駄なスペース、いわゆる「廊下」がどれくらい必要になってくるかが決まってくるからです。

それでは、「玄関」と「階段」はどこにあるのがいいのでしょうか?

 

①玄関は階段と遠ざけない。

まずこちらの間取り。

  

「玄関」と「階段」が遠い事で、廊下が長い家になってしまっています。この間取りは無駄なスペースが多い間取りと言えます。

特に「階段」が家の端にあるという事は、無駄が増える原因になります。

階段が隅っこにあると、2階の部屋に行くのにも、長い廊下ができてしまいます。

一方でこちらの間取りはどうでしょうか。

 

「玄関」と「階段」が近いから、無駄なスペースが無くなっていますね。

階段が家の中心にあるから、二階でも各部屋への動線が短くなり、無駄なスペースが少なく済みます。

ただし、玄関は真ん中にあると効率的ですが、1階リビングだと家が分断されて狭く見えやすくなってしまうので、玄関の配置はしっかりした配慮が必要です。
 

②離れるときはLDKと引っ付ける。

要望や敷地条件によってどうしても階段を家の端に持っていった方が良い時もあり得ますよね。

そんな時は廊下ができないように通路をLDKの一部にしたりして、ムダなスペースができないようにすることをお勧めします。

 

ひとつ、注意点としては、LDKの中を通るので、リビングでTVを見ている人やキッチンで作業をする人の邪魔にならない動線とすることが大切です。
 
玄関から帰ってくるたびにリビングのTVの前を通らないといけなくなってしまっては、見ている人は邪魔でしかたありません・・・。
 
扉の位置やテレビの位置を変えるなど、LDK内の動線にもしっかり配慮することが重要です。
 
 
 
以上、「玄関」と「階段」の位置のお話でした。

廊下など無駄なスペースが出来るか出来ないかも「玄関」と「階段」の位置が関係してくるので、

間取りをお考えのときは、ぜひ「玄関」と「階段」の位置に注目してご参考にしていただければと思います。

 

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