エムズ通信 Aimss Journal

快適なリビングにする方法③高さと色彩

施工現場日誌

こんにちは、スタッフの吉田です。

広くて開放あるリビングに憧れますが、限られた予算や敷地の中で計画することはなかなか難しいものですよね。

前回の設計ブログでは、その条件の中でできる工夫として、快適なリビングにする方法②視線の抜けをお話させていただきました。

今回はその続き、「③高さと色彩」をお伝えできればと思います(^^♪

 

●腰壁の存在感をなくす

LDKのメインはリビングと思われがちですが、キッチンも重要なポイントです。

リビングの開放感はそこからの眺めによるもの。つまりキッチンが隣接していれば、もちろんそのキッチンへの視線が抜けていないと圧迫して感じます。

開放的な空間を希望する方は、キッチンをオープンキッチンにすることをお勧めします(^^♪

 

オープンキッチンとは、キッチンとリビングダイニングが壁で仕切られていない間取りのキッチンです。

キッチンがリビングダイニングとひとつの空間になるため開放感が高く、広々とした空間になるのが大きな特徴です。

上の図で比べてみても一目瞭然ですね。 キッチンがインテリアの一部のような、オシャレなLDKを演出できます。

ただし、オープンキッチンにはデメリットも。まず上部の収納がないため、収納力は壁付けキッチンに劣ります。

また、換気扇の部分の壁も取ってしまう場合、油はねが防止できず、汚れやすくなってしまいます。対策としては、オイルガードを取り付ける、またガスよりはIHのほうが油跳ねしないため熱源の採用に注意するというところでしょうか。

 

●ソファ、カーテン、ラグは薄い色に

面積の広い家具は、濃い色味のものにするとメリハリが出て印象的な空間になります。

しかし一方で、狭い部屋に配置すると、その部分が飛び出だして見えるため、圧迫感を感じることに。

下の絵を比べてみても、印象的なのはカラーがはっきりしている上のほうですが、開放的に感じるのは下の無彩色ではないでしょうか。

 

【濃い色の家具】

 

【薄い色の家具】

 

インテリアのカラーの組み合わせは難しいところです。床材の色味に合わせて、暖色でまとめる、寒色でまとめる、とテーマを決め、3色程度に抑えておくとまとまりますよ。

テーマを決めずに集めてしまうと、色が喧嘩してごちゃついて見えてしまうことも。特に広い面積の家具を選ぶときは存在感が大きくなってしまうため注意です。

カラーの組み合わせに不安がある場合や部屋をできるだけ広く見せたい方は、色を薄い無彩色のものにしておくと、どんなインテリアにもなじみやすくおすすめです。

 

●造り付けの収納を設けてスッキリさせる

たとえば部屋は、「ゴチャゴチャ」と散らかった印象の部屋よりも「スッキリ」して片付いている部屋の方が広く感じます。

そしてこの片付く部屋というのは使いやすい場所にいかに収納を作っておくかというのがとても重要なポイントになります。

そのため、リビングには使いやすい収納を必ず作っておきたいですね。

(リビングには家の中の色んな物が集まるので、大きな収納よりも小物を収納しやすい奥行きの浅い収納がベストです)

 

●家具の高さをそろえる

また、家具や窓、扉の高さはできる限り揃えるというのも大切です。

たとえば、上の絵のように色んな高さの物があるLDKだと、どうしてもゴチャゴチャ見えてやすくなってしまうからなんですね。

ちょっと雑多な感じのLDKになりそうな場合は、下の図のように、

①窓の高さを天井まで高さのある窓にする

②また家具の高さはできる限り揃える

③家具は造り付けで直線を意識する

など、インテリアを上手く整えることで部屋全体がスッキリして広く見えるようになります。

 

以上、快適なリビングにする方法、「③高さと色彩」編でした!!

もしLDKの広さを少しでも広く見せたいという方がいらっしゃれば、このような手法もあるということで、ぜひ参考にしていただければと思います(^^♪

 

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