少しお話しさせていただきましたが、
エムズの家では、床下から外壁、屋根と家の周りを常に新鮮な空気がめぐっています。
閉じ込められた家ではなく、常に新鮮な空気と触れ合い、部屋の中にも新鮮な空気が漂う家です。
森の中のような林立したたくさんの桧、杉などの自然の木に囲まれて、
室内には木の香りが漂います。
自然素材の「木の家」は自然の中のやさしい空気、木の香りがする環境をつくります。
エムズのこだわりは ”ご家族の健康を満たすこと” 。
その為に、「建築に使われる薬剤、化学物質を含む石油製品を極力使わず、
機械に頼らない家づくり」をします。
家づくりの始まりはまず、土台、床組からです。
1.薬剤に頼らない工夫
防腐剤・防蟻等の薬剤散布はしない。
建築基準法ではシロアリ防御のために建物全体に地面から1メートル部分に薬剤散布が必要とされています。
でも、生活の中に劇薬を使用するのはご家族の健康面でも問題です。
そんな基準法の中で、例外規定があります。
エムズでは、例外的な処置を講じることにより薬剤散布の必要性をなくして薬剤散布は
一切行っておりません。
基礎の通風を良くすること、土台・床組み・柱などを桧材とすること、
柱の太さを12センチ以上にすること等々。
2.床下換気を良くするために
ネコ式換気の採用をしています。
今は基礎パッキンと言われていますが、古くはネコ式換気と呼ばれてました。
昔から、このような床下の換気方法がありました。
以前、木造住宅ではシロアリの発生、被害は当たり前のようになっていました。
そのたびに床下に劇薬である薬剤散布をします。
家族が生活しているその下に薬剤を散布するというのは危険だと思っていました。
そんな折に見たのがネコ式換気と言われている床下の換気方法でした。
もう28年ほど前になりますが、高松駅前の玉藻公園内にある数奇屋造りの古い屋敷で見かけました。
基礎石と土台との隙間に御影石を敷いていました。
昔の建物のこと基礎とは名ばかりで、地面すれすれに土台を敷いているのにもかかわらず、
その土台は腐りもせずにシャンとしていました。
この腐食防止に役立っているのはネコ式換気といわれる通風を良くする工夫にあります。
土台が基礎に密着せず2センチほどすいて風が通るようにして湿気の防止に役立っています。
私にとって新発見でした。
床下の換気を良くしてシロアリの発生原因をつくらないことが第一です。
薬剤を散布する対処方法でなく、その根本原因をなくすこと。
その発見以来、エムズではネコ式換気と言われる基礎換気方法を採用しています。
その特徴は基礎コンクリートと建物(土台)との間に基礎パッキンを建物全周に敷き詰める。
そのことにより・・・
①基礎コンクリートと土台が直接接触することがないので、
地面や基礎コンクリートからの湿気防止になります。
②2センチの隙間が全周に開いているので、建物の床下全体に
空気の淀みをつくることなく新鮮な空気が行き渡るようになります。
結果、湿気防止、新鮮な空気が常に床下に流れているのでシロアリの発生原因をつくりません。
薬剤を散布することなく健康的な暮らしをしていただけます。
基礎コンクリートと木質土台をしっかり絶縁することが住まいの高耐久化につながります。
床下の隅々まで自然の風を行き渡らせる工法。
床下の湿気を排出して理想的な床下環境をつくり、基礎コンクリートと相性の悪い木質土台部分
を絶縁します。こうした床下環境をつくることで、腐朽菌やシロアリの発生を未然に防ぎます。
そして結果、住まいの高耐久性の向上につながります。