エムズ通信 Aimss Journal

階段で魅せるデザインと快適性

設計・間取り

こんにちは、スタッフの吉田です。

今回は住宅をプランニングする上で、重要なポイントとなる階段についてお話したいと思います(^^♪

階段は上下を移動する通路としてだけでなく、二つの空間をゆるやかにつないだり切り替えたり、さまざまな役割を持っています。

また、階段下や踊り場は、居心地のいいおこもりスペースや収納として活用することもできます。

家族の暮らしに合わせて作り上げた階段はインテリアのアクセントにもなり、毎日の暮らしを豊かにしてくれるはずです。

では、様々な階段の種類とそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介いたします。

 


 

【階段の形状】

まずは階段の形状から。

上下をつなぐ階段の形状もそれぞれです。

①直階段

上下階をストレートにつなぐため、狭い面積でも設置できます。

手摺も壁も一直線なのでスッキリとしたデザインになります。

曲がりがないため転倒しにくいですが、一度足を踏み外すと下階まで転げ落ちてしまう可能性もあります。

また、上手く配置しないと、上階に上がった場所と反対側の部屋に行くための廊下が必要になるため、廊下の距離も長くなりやすいです。

 

②L字階段(かね折れ階段)

直線部分が多く、途中で一か所曲がっているタイプの階段です。

四角く囲って吹き抜けにするとすべての形状の中で最も解放感があります。

 

③U字階段(折れ返し階段)

途中で折り返すタイプです。

踊り場の面積がある分、スペースが必要になります。

廻り部分は安全上段差がないフラットな段板が好ましいですが、段数を確保するために2~3段上がりになることもあります。

四角く、上り口と下り口が平面上近いため、階段を繰り返す3階建てなどになるとこのタイプが一番廊下が少なく省スペースにまとめられます。

 


 

【階段のタイプ】

①側桁階段

壁に固定された側板が踏板を支える構造の階段です。

壁に囲まれており、一番安全性が高くなります。

最も住宅で普及してきた一般的な階段です。

 

②ひな壇階段

横から見たときに、ひな壇のように見える階段です。

壁で囲わないため、開放感を演出できます。

階段下を収納に活用することもできます。

 

③スケルトン階段

踏板とそれを支える構造物(スチール)のみで構成され、踏板を垂直に支える蹴込み板が無いタイプです。

視界を遮るものがないので、開放的な空間にできるほか、階段下のスペースを間接照明で演出したり、スタディスペースにするなどの活用も可能です。

デメリットは鋼製のためコストがかかることです。

また蹴込み板がないため、高所恐怖症の方や、小さなお子様がいらっしゃるご家庭などではあまりお勧めできないという部分があります。

 


 

階段は上下運動によってケガをしやすい場所でもあるので、手すり・段差の高さや幅の広さなど基本的な安全対策は必須です。

また、階段は構造物の一部なので後から変えることが難しく、現在のライフスタイルだけでなく、将来的な変化も踏まえて検討する必要があります。

リビングやキッチンなどと比べて、階段に明確なイメージを持っている人は多くないかもしれません。

実は活用方法もデザインも無限大です。

ご家族のライフスタイルに合ったスタイリッシュで機能的な階段を、今後も住まいづくりに取り入れていきたいと思います(^^♪

 

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