青く澄んだ空。
昨日まで続いた長雨が上がりお天気の中で地鎮祭を迎えました。
これから始まる家づくりに先立って神様にお願いをします。
地鎮祭とは、建物の新築や土木工事の起工の際などに、その土地の神様を祀り、工事の無事進
行・完了と土地・建造物が末長く安全堅固であることを祈願するために、おこなわれる祭りで
す。一般には「じまつり」などとも呼ばれ、国土の守護神である大地主神と、その地域の神
様である産土神、またその土地の神々である「此の地を宇志波伎坐大神等」をお祀りしす。
地鎮祭は地域によりお祭りの仕方が異なる場合もありますが、基本的な祭儀の流れは神社の祭
儀とほぼ同様です。
そのなかでも特徴的なこととして三つの行事がおこなわれます。
一つは祓の行事であり、四方祓の儀と称して、祭場四方の敷地を大麻で祓ったり、半紙と麻
を切って作った切麻などを撒き、祓い清めます。
二つ目は起工の行事であり、刈初の儀・穿初の儀と称して、施主・施工者が忌鎌・忌鍬・
忌鋤などにより、草を刈り、地を穿つ(掘る)所作をおこない、神様に工事の開始を奉告しま
す。
三つ目は供物の行事であり、鎮物埋納の儀と称して、神霊を和め鎮めるために鎮物の品を捧げ
て、工事の無事安全を祈念します。
土地の神に敬意をはらい、使用の許しを得て、工事の安全と生活の平安を祈願するという祭り
の意味は、まさに日本人の生活習慣における伝統や信仰に基づいたものといえます。
(『神道いろは』92・93頁参照)
無事に地鎮祭の儀を執り行いました。
これから始まる工事の安全とN様ご家族の皆様のご多幸、弥栄をお祈りしました。
これから”喜びの家”を築いていきます。