4月8日から「密閉住宅」と「呼吸する家」の空気環境の違いを表す実験をしています。
実験箱は簡単な作りです。
密閉住宅は新建材の家、壁にビニールクロスを貼り、床は複合フローリング。
呼吸する家の方は、壁は珪藻土塗り、床は杉の無垢フローリングです。
それぞれの箱に食パンを入れます。
4月8日実験開始。
初めはそれぞれの食パンにはカビは見られませんでしたが、
あれから2カ月が経ち驚くべき結果になってきました。
新建材の家の方にはカビがいっぱいです。
「呼吸する家」の方にはカビはまったく見られません。
もう、6年ほど前から何度も実験を繰り返していますが結果はまったく同じです。
二つの箱の大きな違いは湿度。
新建材のビニールクロスで囲まれた部屋の湿度は73%
呼吸する家の壁は珪藻土、湿度は64%
実験でわかったこと。
■湿度が10%ほど違います。
■温度はそれぞれ25度で変わりはありません。
■それと共に同じ量を入れた水の減り具合が違います。
「新建材の家」の方はほとんど水は減りません。
(密閉された空間のゆえに・・)
「呼吸する家」の方は水が減っていきます。
(部屋の内外に微かな空気の移動があります。)
この2つの違いは空気環境の違いです。
この違いが密閉住宅である「新建材の家」にはカビが発生し、「呼吸する家」の方にはカビはまっ
たく発生しないという結果になっています。
この小さな箱が実際の家の縮図とも言えます。
高気密高断熱をうたった「新建材の家」はビニールクロスで覆われた密閉住宅です。
その密閉された空間の中にはビニールクロス、建材類などに含まれるホルムアルデヒドなどの有害物質が
空気中に含まれます。
木の家「呼吸する家」ではヒノキ、杉などの木、壁は珪藻土、漆喰、和紙、床には無垢のフローリングを
使い、自然の素材で包まれて化学的な有害物質は少ないと思います。
そして何よりも大切なことは密閉しないということです。
「呼吸する家」は人間の皮膚呼吸のようにかすかに家の中と外とに新鮮な空気が通っています。
・・なので、実験結果のようにコップに入った水が減っていきます。
かたや、密閉住宅の方はいつまでもコップに入った水は減りません。
梅雨のジメジメとした湿度の高い不順な時にはその環境の違いがよく分かります。
■6月20日(日曜日) 10:00から
「自然素材の呼吸する家」オーナーズハウス見学会を開催します。
ぜひ、その空気の違いを体感してください。
お申し込みは電話:088-632-3656、メール: info@aimssinc.co.jp
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