こんにちは!スタッフの桑村です。
先日我が家の子供達(と私)を恐怖の渦に落し込んだもの、それは、、、
「軍曹」の異名を持つアシダカグモ!!!!!
益虫とはいえ、手のひらサイズ。怖いものは怖い。
たぶん、まだ家のどこかにいます。
ここ数年のコロナ禍で、自然素材の家が注目を浴びています。
自然素材の家とは無垢材や漆喰、珪藻土、和紙クロスなど化学物質を含まない、人にも環境にも
やさしい素材でつくられた家のこと。
「自然」というワードから、なんとなく「虫」をイメージしてしまうかもしれません。
「人にも環境にもやさしいという事は虫にもやさしいのでは!?」と心配になってしまいますよね。
しかし心配ご無用。
それにはこんな理由があるんです!
その①防虫効果があるから
樹種によっては防虫効果があり、その代表的なものが桧、ヒバ、クスノキです。
桧、ヒバ、クスノキなどにはフィトンチッドと呼ばれる芳香成分が含まれており、高い防虫効果を
発揮するので、これらの木を使ってつくられた家には虫が寄り付きにくいと考えられています。
しかもこのフィトンチッド、人にとっては森林浴をしているかのようなリラックス効果をもたらして
くれるので、生活を健康的で豊かなものにしてくれます。
その②調湿効果があるから
無垢材、漆喰、珪藻土、和紙クロスなどの自然素材には湿度をコントロールする調湿効果が
あります。
室内の湿度が高いときは余分な水分を吸収し、乾燥しているときは水分を放出してくれるのです。
これにより、最適とされる50~60%の湿度を一年中保ってくれます。
虫は高温多湿が大好きなので、室内の湿度が快適であれば快適であるほど居心地が悪くなり、
自然と寄り付きにくくなります。
エムズでは家の構造材の土台や柱に国産桧を、クローゼットの内部には桐材を使用して、防虫・調湿
効果を高めています。
桧はヒノキチオールという強い香り成分を放ち、シロアリの発生を防ぐといわれています。
桐材は優れた調湿性能を有し、日本では古くから大切な服や古美術品の収納に重宝されてきました。
抗菌・防腐・防虫効果も抜群なので防虫剤要らずで、湿気がこもりがちな収納内部でも
快適な空間に保ってくれます。
また、調湿・防腐効果がある備長炭を畳の下に塗布しています。
このように自然素材そのもので、ある程度は虫を防ぐことができますが、掃除やお手入れを
怠っていては、せっかくの効果も半減してしまいます。
なので、次のポイントにも気を付けてみてください。
POINT①水たまりをつくらない
水たまりが大好きなのが「蚊」です。
水たまりに卵を産む→ボウフラが湧く、、、それは避けたい!
なので植木鉢の受け皿やバケツなどに水がたまり放しにならないように気を付けておきましょう。
また排水溝も落ち葉やごみなどで水がたまりやすいので定期的にお掃除するといいですよ。
POINT②ゴミをためない
ゴミが大好きなのが「ゴキブリ」「コバエ」です。
外にゴミを放置していると見事に寄ってきます。
ゴミは必ず定期的に処分しましょう。
POINT③定期的に換気する
空気の循環を良くして、空気の澱みをつくらないように気を付けましょう。
窓やドアを2カ所以上開けると空気の流れが良くなります。
POINT④ハーブを活用する
虫が嫌がる香りや成分が含まれているラベンダーやゼラニウム、レモングラスやミントなどの
ハーブをお庭やプランターで育てたり、ドライハーブにして室内に飾ると虫除け効果があります。
ハーブの効果はあくまでも虫除けで殺虫効果はありませんが、香りを楽しみながら虫除けが
できます。
巷ではたくさんの防虫剤が販売されています。
害虫に高い効果があるという事は、少なからず人体にも影響があります。
また木材自体に防虫剤を染み込ませて、何十年も防虫効果を発揮し続ける構造材もあります。
しかし、それってどうでしょう。。。?
効果を発揮し続ける防虫剤を結局はそこに住んでいる人たちも身体に吸収し続けることになるのでは
ないでしょうか。
特に小さなお子様は、これから身体ができていく大切な時期。
できるだけ薬剤に頼ることなく、自然の力で何とかしたいですね。
自然素材の家は「素材が持つ力プラス日頃からのお手入れ」で、虫を寄せ付けないだけでなく、
そこに住むご家族も健康で快適に暮らすことができますよ。