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トイレ空間をオシャレにするための設計ポイント

家づくりのこと

こんにちは、スタッフの吉田です。
今回はトイレ空間をオシャレにするための設計ポイントをご紹介したいと思います。

トイレは1日の中で、ほんの少ししか使わない場所ではありますが、毎日使うからこそ、いつもきれい、お掃除がしやすい、落ち着く空間にしたい…などトイレに求めるものは皆さん違うかと思います。
ご友人などを招いた際も、トイレ空間がオシャレだと印象が大きく変わってきます。
小さな空間ではありますが、設計デザインで満足度の差が出やすい空間です。

新築はもちろん、トイレのリフォームをお考えの方もぜひ次のポイントを参考にしてみてください。


①便器の種類

・タンクレス

タンクレスは、見た目がすっきりして掃除がしやすいことから人気の便器のタイプですが、水圧が弱いと流れにくかったり停電時に使えないことがデメリットとなります。

・タンク付き

コストが抑えられるのはタンク付きになります。
また手洗いを付けることもでき、水圧も気にしなくて良い点もメリットです。一方でタンクがついている分スペースが圧迫され掃除がしにくくなる点がデメリットと言えます。

 

②手洗いの有無

タンクレスを採用した場合は手洗い器を設置する必要があります。

トイレ内に設ける場合は正面or側面に水栓とボウルを設置します。この手洗い器によってはスタイリッシュにもなりますし、配慮がないと逆に狭くなったり、残念な印象にもなってしまいます。

また手洗い器の壁には水撥ね防止のタイルなど、装飾を上手く使用することで上質なおしゃれ空間になりますよ。

 

③床材

床材はフロアタイルやクッションフロアのビニール系がおすすめです。

耐水性と防汚性のある素材が良いでしょう。色は埃が目立ちやすい白や黒を避けて選ぶことをおススメします。

 

④壁

ビニルクロスはふき取りや張り替えも容易なため、トイレなど汚れやすいところはビニルクロスを施工します。

またこもりやすい匂いの対策に、漆喰の壁やエコカラットを施工することもおすすめです。

弊社では壁の上半分を漆喰、汚れやすい下半分をビニルクロスとし、見切り材で分けて施工しています。

 

⑤照明計画

ダウンライト・ブラケット・ペンダント・間接照明などなど

照明も魅せ方の一つの手法です。

スッキリと広々見せたい場合はダウンライトに、印象つけて個性的な空間にしたい場合はペンダントや壁の間接照明(コーブ照明)もおすすめです。

照明の色味は清潔感を出したい場合は昼白色(白色)に、落ち着いた空間にしたい方は電球色(黄色)にすると良いですよ。

 

⑥スイッチ

・トイレ内

トイレ内にスイッチを付けると廊下をスッキリできます。
また間違いやいたずらで消されないという点も◎

・トイレ外

消し忘れに気づきやすい&消しやすいことが一番のメリットです。
来客時にも分かりやすい点が良いですね。

 

⑦窓

・開閉する窓

開閉しやすい高さにし、型ガラスが定番です。しかし低すぎると人のシルエットが映ってしまうことも。

・開閉しない窓

採光のみを取り入れる場合ははめごろし窓にして掃除がしやすくすることもおすすめです。

高さは天井や足元にして人の気配が外から分からないようにします。

・窓無し

個人的には窓は付けるほうがメリットが多いかと思いますが、開閉することがほとんどなく、窓の向かいが隣家の窓や歩道など人通りがあって落ち着かない場合などには窓を省いてしまうことを選択される方が増えているようです。

 

⑧入る方向・建具

縦入り、横入り、開き戸、引き戸

縦入りは奥行があり広く見える分、掃除は少し大変です。横入りは便器の大きさによって狭く感じることもありますが、掃除や子供のトイレの介助などもしやすくなります。

また引き戸をトイレ内に引き込むと棚を付けるスペースがなくなることも。収納を確保できるか考慮して建具の仕様を選びましょう。

 

⑨付属品

・リモコン

リモコンは長方形のものから、スティックのように細いスタイリッシュなものも出ており、最も目に入る部分なのでグレードを上げる方も多くいらっしゃいます。

・ペーパーホルダー

ペーパーホルダーも種類は様々。カウンターがついているタイプや、金属でシンプルなデザインのものなど。ペーパーの収納場所まで手が届かない場合は予備がある二連タイプのペーパーホルダーがおすすめです。

・タオルハンガー

手洗い付きタンク式の場合は奥に手を差し伸べて洗う形になるので、少し手前の位置にタオルハンガーがあると良いでしょう。あまり離れて設置してしまうと水滴がぽつぽつと落ちて跡に残り不衛生に感じるため注意が必要です。

・手摺

手摺を付けたい場合は便座から手が届き、立ち上がりやすい位置に設置します。
強い力がかかる部分なのであらかじめ手摺位置には下地を入れておきます。

 

 

⑩収納

・埋め込み式

埋込式は既製品のものもありますし、ニッチを生かして収納とする場合もあります。
壁の中の空間も有効活用して収納を設けられる優れものですが、外壁など断熱材がある部分や耐力壁となっている壁には取り付けができません。トイレは多くの場合が窓を設けるため外部に面した位置に配置されます。埋め込み収納を設置したい部分が外壁になってしまうなんてこともあるため間取り段階で注意が必要です。

 

・固定棚

便座の上などに壁付けしたり、天井付近や手洗い器の付く台の下などに固定で棚を設置します。
カウンターとして取り付けることもあります。
扉があるタイプの収納だと掃除道具などごちゃごちゃしたものもすべて隠せてスッキリと見せることができます。

 

以上、トイレ空間の設計ポイントでした。
トイレのリフォームや家づくりの参考になれば幸いです(^^♪

 

 

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