工事も完了に近づき、いつものように床下に入って掃除機掛けをします。
床下の狭い所では掃除機の扱いも大変です。
工事中に気を付けて掃除をしているので目立った汚れはありませんが、うっすらと埃がたまっています。
掃除機を当てながら走馬灯のように基礎工事からの工事風景が浮かんできます。
ここはリビング。
脱衣室。
納戸。
キッチン。
浴室。
幸津監督は汗びっしょりです。
こうして掃除をしていると不思議と感謝の気持ちが湧き出してくると言います。
たくさんの職人さんのお蔭でいい家が出来ました。
水道管。
ヘッダーと言います。
駅のターミナルの如く、ここからシームレスで各所につながっていきます。
キッチン、浴室、洗面、トイレ、洗濯機などに一本で繋がっているので将来のメンテナンスが楽です。
もし、漏水があったとしてもわかりやすく対処が容易です。
以前は塩ビ管を使っていましたが継手の漏水の危険性、塩ビの健康被害、配管が複雑、などにより
最近ではこうしたポリエチレン管によるシームレス配管が主流になっています。
床下換気は全周換気工法を採用しています。
写真のように基礎コンクリートと土台の間に隙間をつくってここから床下に新鮮な空気を取り入れ、換気をしています。
基礎コンクリートは建物が完成しても完全に乾燥するまでは何年もかかります。
床下の通気を良くすることにより湿気、結露を防ぎさわやかな床下になります。
エムズでは、淀みのない常に新鮮な空気が家の周りを流れている、ということを大切にしています。
「呼吸する家」「木を愉しむ家」にとって新鮮な空気は何より大切です。
人間も自然の一部、たくさんの木々たちと共に喜びの中に生かされます。
”生活の中で森の環境をつくる”という理念につながります。