こんにちは、スタッフの吉田です。
皆さんのお家には脱衣所がありますか?
一般的な住宅では専用の脱衣所を設けているケースは比較的少なく、洗面所が脱衣所を兼ねているケースを多く見かけます。
実際、私の実家でも脱衣・洗面兼用なのですが、親や兄弟がお風呂に入っているときには鉢合わせすることを避けるため、洗面所を使用することができません。
ですが、最近では脱衣所を作る家も増えてきています。洗面所と脱衣所をしっかり分けるメリットも大きいからなんですね。
今回はそんな家に脱衣所を作った時のメリットとデメリットについて詳しく見ていきたいと思います。
◆メリット
それではまず、家に脱衣所を作った時のメリットについてですが、
①お風呂と洗面を気兼ねなく使えるようになる
例えば誰かがお風呂に入っている時に洗面を使うという場合、どうしても洗面所に入るのに気を使ってしまいますよね。
特に女性がお風呂を使っている場合に洗面所に入りにくいという方や、お風呂に入っている時に洗面所に誰にも入って来て欲しくないという方も多いと思います。
また、洗面所に鍵が付いている場合、お風呂の入浴中に洗面室の鍵を閉めていると、洗面所自体使う事ができなくなってしまうというケースもあります。
このように洗面所と脱衣所が一緒だと、家族が増えるほど困ってしまうケースが増えてしまうんですね。
脱衣所を別で作ると、お風呂に入る人はお風呂と脱衣所を利用し、洗面所は誰でも気兼ねなく使う事ができるようになります。
家族の人数が多くて洗面所を使う頻度が高かったり、朝にお風呂に入ったりシャワーを浴びることが多い家庭なんかでは、脱衣所があるとお風呂を使う人と洗面を使う人を明確に分けられるとかなり便利になります。
②洗面所がスッキリ見える
一般的に洗濯機は洗面所に置くことが多いですが、脱衣所があれば脱衣所に洗濯機を置けば良いので洗面で必要な物だけ洗面に置けば良いですし、洗面からお風呂も見えないので生活感が出にくくスッキリ見えるようになります。
また、お客さんが来ることが多くて洗面所を良く使うという場合なんかには洗面と脱衣所が分かれていると生活感を見せなくて済むというのもかなり便利なものです。
着替えなども脱衣所に置くことができるようにしておけば、お風呂に入ってから着替えるまでの動線がよりスムーズになります。
③ランドリー(室内干し&家事室)のスペースと兼用できる
梅雨時期には多くなる室内干しも、ランドリーと兼用した脱衣室があればそこにパイプハンガーを付けて、室内干しの場所を設けることもできます。
洗濯機から取り出したものを干す、たたむ、しまう、の流れが脱衣所で完結できればとても理想ですよね。
濡れたタオルを置く場所、バスタオルや下着をいれる場所、洗剤やお風呂掃除のストックを置く場所、と、実はたくさんのものにあふれてしまう脱衣所。
室内干しもできるランドリーとして収納も多めにスペースにとっておくと、よりスッキリとした家事ラクの間取りになりますよ。
◆デメリット
それでは次に、脱衣所を作った時のデメリットですが、ただ一つ、
坪数が増えることです。
脱衣所のスペースが必要になるので他の部屋の大きさにしわ寄せがいったり、家を大きくしないといけないというデメリットが発生する時があります。
一般的に洗面所の広さは1坪サイズのことが多く、要望や間取りに応じて広さ調整していく物ですが、1坪の洗面所を洗面と脱衣に分けてしまうとそれぞれの広さは約1帖ほどの畳1枚分の狭いスペースとなってしまいます。
そのため脱衣所を独立して設ける場合は、一般的な洗面所の広さである1坪よりも広いスペースが必要になってくるので、家の広さに余裕が必要となってきます。
あまりスペースが取れない場合は無理に洗面所を洗面と脱衣に分けず、洗面所内を簡易に区切れるようにしてしまうという方法もあります。
カーテンなどで必要な時だけ脱衣所と洗面所を区切れるようにしてしまうんですね。予め天井を凹ませておいてロールスクリーンを埋め込めるようにしておけば、見た目もスッキリにすることができます。
その場合、カーテンはヒラヒラ感があり生活感が強く出てあまりキレイに見えないことが多いので、天井にロールスクリーンを付けてしまうのがおススメです。
以上、脱衣所のお話でした!
脱衣所を作るかどうかは、今の生活で誰かがお風呂に入っている時に洗面所を使う事ができるかどうか、または洗面所に誰も入って来て欲しくないと思っているかどうか。
この辺りが大きなウェートを占めるようになってきます。
今はいいかもしれませんが、将来は洗面所を使いにくくなってしまう可能性が高いので、あらかじめ対策をとっておくという方が多いようです。
ですが!その脱衣所を作ったせいで、LDKが微妙に狭くて使いにくい何て事になってしまえば本末転倒です!
脱衣所を作って「気兼ねなく洗面所、お風呂に入れる」という事と、他の要望、どちらの優先順位が高いかどうか。
この辺りをしっかりと考えながら、脱衣所を作るかどうか決めることをおすすめします(^^♪