真夏、屋根の上は温度が70度も80度にもなります。
東内瓦屋さん、屋根の仕事には手を合わさんばかりです。
お蔭様でありがとうございます。
夏の厳しい暑さをしのぐ工夫。
エムズの呼吸する家は自然の力、空気の力を利用します。
空気は熱せられれば軽くなり、自然に軽い方に移動していきます。
「呼吸する家」の屋根には空気の流れる道を造っています。
3センチの空気の流れる道です。
このを流れる空気は建物の地面近く土台から外壁を伝って屋根に流れてきます。
真夏、屋根の温度と地面近くでは温度差が大きくなります。
屋根は熱せられて70度、80度となり、地面近くでは30度くらいとすれば40、50度の温度差が生まれます。
この温度差が空気が動くもとになります。
屋根に向かって上へ上へと流れていきます。
そして、この熱せられた空気は屋根のてっぺんに取り付ける排出口から熱気が出ていきます。
壁から屋根に向かうの入り口です。
ここから熱気が出ていきます。
雨漏りが心配ですが完璧に仕上げていますので問題ありません。
お客様のお好みの南欧風の屋根模様です。
ここで問題です。
湿気を含んだ空気とそうでない空気はどちらが軽いでしょうか?
・・・・
答えは湿気を含んだ空気が軽いのです。
夏の夕立がそうです。
日中、暖められた空気が上にあがって雲をつくり、その湿気をたくさん含んだ雲が夕立となって降ってきま
す。山も朝から昼ぐらいまではいいお天気ですが昼からは雲が出て気象が変わるというのをよく聞きます。
上昇気流の発生で湿った軽い空気は上に上がって雲をつくります。
だから「呼吸する家」のしくみは湿気を上へ上へと、外壁を伝って屋根のてっぺんから出ていくようにして
いるので常に新鮮な空気に包まれた、結露の問題もない家になります。
・・なので「呼吸する家」はきれいな空気に包まれた森の環境の中に住むと言えます。
機械に頼らない家づくりが「木を愉しむ家づくり」神髄です。