家が「呼吸する」ってどういうこと?
性能の良いスポーツウェアーを想像してみてください。
運動して汗をかいても身体にはさほど不快感は溜まりません。
もし、これが雨合羽のようなビニールで出来ているとすれば身体の中はどうでしょうか。
「呼吸する家」は断熱材に木質繊維のセルロース断熱を使い、室内は自然素材の珪藻土、和紙などの自然素材を、外壁面では空気が流れる道をつくり、室内側と外側を密閉することなく空気が出入りしています。
そのことをエムズでは
「呼吸する」
と言っています。
家の中がきれいな空気に満たされることはご家族の健康にとって何よりも大切なことだと思います。
なぜ大切なの?
ご家族の健康を守る為。
CO2削減の高まりと共に断熱性能を高めるために建物の隙間をなくす方法、石油系断熱材などの多様化により密閉住宅になってきました。
その解消の為に建築基準法で機械による換気を義務づけています。
二十四時間動かしていなければ必要最小限の換気はできません。
きれいな空気を必要としているにもかかわらず家の中の空気は日常の生活の中で汚れていきます。
また、家づくりで使われた石油系建材類に含まれる化学物質の飛散、十分な換気ができないと汚れた空気の中で生活をすることになり健康被害のもとになります。
自然といっしょに生きる暮らしとは?
人も自然の一部、とすれば住まう環境も自然の中が一番と思います。
エムズの家は地元徳島、愛媛の山で育った木で造られています。
柱・梁など家づくりに使われる木材はたくさんです。
木は山の姿から形は変われども延々と生きつづけます。
奈良の正倉院に代表されるように千年たっても木は生きて呼吸をしています。
とすれば「住まい」はたくさんの木々に囲まれた森の中とも言えます。
これらの木々を生かすこと、自然素材を使うことにより家の中に森の環境をつくることができます。
木の香りのするやさしい空間、毎日が森林浴です。
南の窓を大きく開けて光を取り入れ、さわやかな風の通り道をつくる。
リビングと外を繋ぐウッドデッキ、広くなくても一本の木を植えるだけでも窓から見える四季折々の風景。
家族の団らん、幸せな時間、自然と共に生きる幸せ・・。