エムズ通信 Aimss Journal

危険!きけん!

施工現場日誌

こんな様子、ときどき見かけます。

築60年近くなる鉄筋コンクリートの建物です

コンクリート構造物の下部がひび割れ、剥離

してコンクリート片が下に落下しています。

もし、この破片が頭にでも当たれば人命にか

かわります。

危険!危険! 今にもコンクリート片が落下

しそうです。

この安全対策の依頼を受けました。

さて?どうしたものかと頭をひねります。

原因はコンクリートのひび割れから雨水が

中に浸透して鉄筋が錆て膨張し、まわりの

コンクリートを押しやり、割れて落下となり

ます。

コンクリートの中に入っている鉄筋はコンク

リートで適正な厚みで巻かれていればこそ強

く丈夫な鉄筋コンクリートとなります。

鉄筋から外側のコンクリートの厚みが少なけ

ればこのようにひび割れの原因になります。

鉄筋から外側のコンクリート厚さの確保を

「かぶり厚」と言います。

設計では「かぶり厚さ」を重視して何センチ

必要と記載していると思いますが、施工で適

な工事がされていなければこのようなこと

になります。

こうした場面はときどき見かけ、修復工事も

せていただきますが、危険な作業でもあり

ます。

建物はご家族の安全・安心を守るのと街の安

全を守る責任があります。

今回の台風14号でも屋根から始まって外回り

のものが飛んだ、落ちていたということを聞

きます。

家のメンテナンスは自身を守るとともに社会

的な責任でもあります。

 

YouTube「お施主様インタビュー」はこちら↓

お施主様からのお手紙やインタビューはこちら↓

施工例はこちら↓

Follow Us Instagram↓