■「呼吸する家」は新鮮な空気に包まれています。
ポイントは空気の入り口、出口をしっかり決めること。
そして、その道を遮らないこと。
仕組みはいたってシンプルで簡単なこと、でも意識して丁寧に施工しないと
空気の流れを止めてしますことになります。
空気の淀みはこんなことにもなりかねません。
↓
空気は自然で無尽蔵。
空気と上手に暮らすことにより快適な生活を満たしてくれます。
空気は高性能な断熱材ともなります。
↓
健康にとって新鮮な空気と触れ合うことはとても重要なことです。
フロレンス・ナイチンゲール曰く
「看護の第一原則は屋内空気を屋外空気と同じく清浄に保つこと」と
看護のバイブル「看護覚え書」に書いています。
「呼吸する家」は高い断熱性を確保しながら密閉しない家づくりです。
土台部分、空気の入り口
外壁を伝って屋根に流れます。
屋根を流れて家の一番高いところ、棟に空気の出口をつくり熱気を排出します。
雨漏り対策は万全です。
今、大きな台風が来ていますが、その台風は南海の海水温が高くなり、
暖められた空気で上昇気流が発生し大きな渦となったものです。空気
は暖められれば軽くなって上へ上へと昇っていきます。
エムズの「呼吸する家」ではこのシンプルで偉大な空気の力を利用し
ています。
今の暑い時期、屋根は太陽に熱せられて高温になります。
屋根と断熱材との間の空気は高温になり、地面付近の空気の入り口と
の温度差は大きくなります。
屋根の上は70度、80度にもなり、地面付近の温度は32度前後。温度は
40度、50度にもなります。
■この温度差の大きくなった分だけ空気の移動も速くなります。
(上昇気流)
なので、真夏熱くなればなるほど空気の動きは速くなり、その上昇気流
により暖められた空気は棟換気口からドンドン出ていきます。
■また、空気は熱を動かす役割と共に、空気が流れることによりその
接触面を冷やす役割もあります。
(扇風機と同じように風に触れることにより冷やされます。)
建物の外周部、屋根と空気が流れることによりその接触面、壁、屋根を
冷やす役割もしてくれます。
寒い冬。 屋根の上と地面付近の温度差はあまりありません。
なので、空気はあまり動きません。
■結果、この空気が保温材の役割をしてくれます。
(梱包で使われている保温材、プチプチのように)
空気、壁に入っているセルロースファイバー断熱材と2重の断熱効果が
あります。
こうした仕組みにより「呼吸する家」は密閉住宅とすることなく
「夏涼しく、冬ふんわり温かい家」になります。
新鮮な空気に包まれる家は自然の素材、木・土・和紙などにとっても
ここちよい環境になります。
新鮮な空気はご家族の健康を守ります。