K様では排水管の不具合に長く悩まされていました。
宅内から道路の下水管までの間で十分な勾配がなく
生活排水が流れにくなっていました。
今回、排水管のやり替え依頼をいただき、今日から工事に
とりかかっています。
家の際にある排水マスから道路までは約9メートル。
この排水経路の真上にキンモクセイの木が植わっています。
「20何年前に植えたときは小さかったんやけどな・・」とご主人様。
今は大きく成長しています。
掘り起こしてビックリ!
大きな根っこが排水管を押しつぶすように絡み合っています。
電気の線もあります。
汚水管と電気線の間に割って入るようにゴッツイ根っこ。
電気線の配管パイプが持ち上げられて裂けています。
よく決断して工事にかかったものです。
このまま長くおいておくとますます木は成長して悪さをするようになります。
木の根株をとるのが大変です。
電気線、排水管、ガス管があるので機械で掘り起こすことができません。
根気よく手作業で進めます。
職人さんに無理を言います。
・・・・
無事にきれいに取り除くことができました。
家と植栽は切り離せず大切なものですが、木を植えるときには
排水管、水道、ガス管、電気線などの経路とは離さなければ
20年、30年先には大変なことになります。
こんな事例はよくあります。
植える木を選ぶときにも適材を選択することが大切ですね。
そして、もし大きくなりすぎたら早めに切り除く決断が大切です。
まだまだと思っていても月日はすぐに過ぎます。
まだまだは”もう”なり・・