エムズ通信 Aimss Journal

快適なリビングにする方法②視線の抜け

設計・間取り

こんにちは、スタッフの吉田です。

前回の設計ブログでは畳数によるリビングの広さの違いをご紹介いたしました。

今回は、その続き、快適なリビングにするためのポイントをお伝えできたらと思います!

 

●視線の抜けを意識する

前回は基本的な長方形のLDKで違いを見てきましたが、LDKの形は縦長の間取りばかりでなく、正方形の間取りであったりリビングとダイニングが離れている間取りなどいろんな形状のLDKがあります。

たとえば、L字型のLDKであればこんな感じに。

キッチン、ダイニング、リビングが一直線に並んだ前回のLDKとはかなり印象が違っていますね。

そしてリビングの広さを見る時に意識しておきたいのが「LDK内で視線が抜けているか」という事です。

たとえば、同じL字型のLDKでも下のような間取りだとどうでしょうか?

壁でキッチンからリビングがあまり見えなくなっていますし、視界的にも壁で視線がカットされてしまうのでLDKが狭く感じてしまう原因ともなってしまいます。

LDKがどんな形でも、広さを見るときは視線がどれだけ抜けるか、また壁でカットされていないかという点も一緒に確認しておきたいですね。

例えばこの狭く見えてしまう間取りを、下図のように部屋の窓を上手く使って視線を外に抜けるようにすることでLDKが広く見えます。

リビングが広く見えるだけでなく、庭とリビングが繋がることで居心地の良さもアップします。

このように庭や風景がよく見える場所には大きめの窓を設けて、より広さを感じるようにしておくのがおすすめです。

 

●対角線の長さ

視線が抜ける上でもう一つ、LDKの視線が部屋の「端から端まで抜けているかどうか」というのは重要なポイントになります。

そのため、部屋の隅には収納など重たく見える物を配置するのではなく、あえてオープンなスペースにしておいたり観葉植物を置いて奥行き感を出すことをおすすめします。

また、この対角は長い部屋ほど広く見えます。

対角に視線が抜けていたとしても、正方形に近いと視線の抜けを感じにくいんですね。

そのため部屋の端を壁で終わりにするのではなく、その先に廊下や部屋などのスペースが続くようにして奥行き感を出すというのも効果的です。

 

以上、「快適なリビングにする方法②視線の抜け」編でした。

次回は「快適なリビングにする方法③高さと色」編をご紹介したいと思います。今後の家づくりの参考にしていただけると嬉しいです(^^♪

 

 

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