こんにちは!スタッフの桑村です。
時間の流れが高速すぎて、あっという間に6月が終わってしまう。
嘘、、、だろ、、、という心境。
家づくり教室の際に「木の家って万が一、火事の時とか大丈夫なんですか?」と
聞かれることがあります。
なんとなく木の家って燃えやすいイメージですか?
しかし実際にはそんなことはなく、むしろ建材に使用される木材は火に強いものが多いです。
そして地震にも強いです。
今回は木の家が火災や地震に強い理由をご紹介します。
強い火にさらされれば、木材はもちろん燃えます。
だけど燃えるのはあくまで表面のみ。
木材は燃えると表面が黒く焦げ、炭化層を形成します。
この炭化層が内部に熱を伝えにくくし、さらには酸素を遮断するため、燃えにくくなります。
炭化層を形成した木材が燃え進む速さは、1分間に0.6ミリ程度と言われていて、建材であれば
10cm以上の厚みがあるので、実際に芯まで燃やすとなると、かなりの時間を要します。
ある燃焼実験では「15分間燃焼させても表面から2cmしか燃えず、内部まで火が届かない」という
結果が出ています。
一方、鉄は高温になると急激に強度が落ちて、グニャっと曲がってしまいます。
なので、木の家は長時間火にさらされても、一定時間強度を維持でき、崩れ落ちる可能性は低いと
考えられています。
また、木は鉄やコンクリートに比べて、引張強さ・圧縮強さ・曲げ強さなど、様々な強度に
優れています。
重さ当たりでいえば、木の引張強度は鉄の3倍、コンクリートの120倍というデータがあるそう!
だから家を支える柱や梁といった場所にも向いていて、地震にも備えうる高い耐久性を
発揮するんですね。
エムズでは火災に強い「省令準耐火構造」をオススメしています。
省令準耐火構造とは、外壁・軒裏・屋根・室内に面する天井や壁などが一定の防火・耐火基準を
満たした構造の建物のこと。
万が一の火災に対して安心感が増すし、火災保険料も優遇されます。
木はしなやかで、強くて、逞しい素材です。
古来から建造物の構造材として使用されてきました。
現在でも変わらず構造材として使用されるには、それだけの理由があります。
なので、安心して木の家を選んでいただいて大丈夫ですよ!