こんにちは!スタッフの桑村です。
台風が近付いていますね。
しかも予報円のど真ん中に徳島!!
皆さん、不要不急の外出は控えるなど、お気をつけて!
先月の完成見学会には、たくさんの方々にご来場いただきました。
どうもありがとうございました。
「自然素材の呼吸する家」を見学して下さる方々は、やはり自然素材に強い関心をお持ちなので、
使っている内装材や外装材に興味津々。
採用する内装材で室内環境は大きく変わります。
環境重視かコスト重視か、お施主様によって様々ですが、長い時間を過ごす家なので、できるだけ
身体や環境にやさしい素材を使いたいですね。
今回はその内装材の中でも壁紙について、ご紹介したいと思います。
◇ビニールクロス◇
言わずと知れた壁紙界の帝王。
色や柄のバリエーションが豊富なうえ、比較的リーズナブルなので多くの住宅で使われています。
DIYできちゃうくらい施工し易いのも魅力。
水分や汚れ、キズに強く、お手入れしやすいのもポイントです。
ビニールなので通気性が悪く、結露やカビが発生する場合があることがデメリット。
◇紙クロス◇
西欧でよく使われています。
日本では和紙クロスが有名で、エムズの推し壁紙です。
和紙が醸し出す独特の風合いが室内の雰囲気を和らげ、心安らぐ空間を演出してくれます。
通気性が抜群で調湿効果に優れ、シックハウスの原因となる化学物質(ホルムアルデヒド)もなく、
むしろ吸着してくれるという優秀さ。
薄いので施工が難しく、仕上がりの良さは職人さんの腕に左右されます。
下地をダイレクトに拾ってしまうので丁寧な下地処理がものすごく重要。
先日、見学していただいたおうちでは和紙クロス界のニューカマー「バナナペーパー和紙クロス」を
採用しました。
日本の和紙とアフリカの村でとれる有機バナナ繊維という異色のコラボで誕生したバナナペーパーは
フェアトレード認証を取得した、人にも環境にも優しい紙なんです。
所々にバナナの繊維が見え隠れしている点にも、心くすぐられます。
今にもバナナの甘い匂いがしてきそう。(しません。)
これがまた、うっすいうっすい!!職人さん大苦戦。
しかし細部まで本当に丁寧にきれいに張ってくださっているので、見学会に来てくださった方々も
もちろんお施主様も感動の仕上がりでした。
以前にはオガファーザーという、新聞紙の再生紙と製材時に出るおがくず「ウッドチップ」で
作られた紙クロスを採用しました。
あまり聞き慣れませんが、ドイツで昔から広く使われているものです。
独特のやわらかさがあり、和にも洋にも相性が良かったです。
塗装用下地として生まれた素材なので、初めは素材そのものの良さを味わいつつ、ゆくゆくは
好きな色で上塗りして変化を愉しむのもいいですね。
ちなみに、紙クロスは水や油に弱いので、水まわりよりも寝室やリビング、客間、天井などに
採用するのがおススメですよ。
◇織物クロス◇
平織(代表:さらし、木綿)、綾織(代表:デニム)、朱子織(代表:サテン)などで作られた
壁紙です。
高級感と重厚感を演出できるので、美術館やお高めのホテルでよく採用されています。
紙クロス同様、通気性が良く、調湿効果もあります。
布なのでとても丈夫!!
しかし汚れがついてしまうと、染み込んで落ちにくいというデメリットがあります。
以上、壁紙の紹介でした。
「自然素材の呼吸する家」をつくっているので、どうしても紹介が自然素材寄りになって
しまいますが、、、(笑)
先述したように、壁紙は施工面積が広いので室内環境に大きく関わってきます。
空気の質がいい環境で過ごす毎日は、身体だけでなく心も健康にしてくれます。
食べ物の質を選ぶように、空気の質も選んでみませんか。
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