こんにちは、スタッフの吉田です。
今回は、冷蔵庫の配置についてのお話です。
使いやすいキッチンにするためにかなり重要なポイントとなる冷蔵庫。
間取りを検討していると、キッチンの冷蔵庫をどこに配置したらいいか迷われることが多いと思います。
キッチンの中でも冷蔵庫や食器棚は比較的自由に配置できるので、どこに何を配置するのが良いのか迷う時がありますよね。
使いやすいキッチンの間取りと冷蔵庫の配置をご紹介したいと思います。
◆冷蔵庫をキッチンのどこに置くと良い?
①冷蔵庫をキッチンの手前に配置する
上の図面は、冷蔵庫が手前にあるキッチンの間取り図です。
◎メリット
・キッチンの入口付近に冷蔵庫が配置されて使いやすい。
・リビングにいる人が冷蔵庫に飲み物を取りにいく場合、冷蔵庫が手前にあると飲み物が取りやすい。
・キッチンにいる人とキッチンに来る人の動線ができるだけ重ならず混雑しないキッチンをつくれる。
×デメリット
・冷蔵庫が丸見えになり、生活感が出てしまう。
・冷蔵庫とキッチンの間が狭くなるため、作業している際後ろが通りにくい。
②冷蔵庫をキッチンの奥に配置する
先ほどはキッチンの入口付近に冷蔵庫を配置していましたが、こちらはキッチンの奥に冷蔵庫を配置している間取りです。
間取りによってはこのような冷蔵庫の配置にする場合もあります。
◎メリット
・冷蔵庫が奥まった位置にあるので目立ちにくい。
・食器棚の横にカウンターの机や収納を作る際は、食器棚と奥行きを合わせることができ、ラインがそろうのでスッキリとした印象になる。
×デメリット
・冷蔵庫までの動線が遠くなり、キッチンの中が混雑する事が多くなる。
・シンクと離れるので、洗いたい野菜などを取り出す際は不便。
③冷蔵庫置き場をつくる
上の図面は、冷蔵庫の奥行きの分、壁を凹ませたキッチンになっている間取りです。
冷蔵庫と食器棚では奥行きが30センチほど違うので、その分だけ壁の位置を調整しています。
こちらの方法はエムズでも何度か取り入れた手法です。
キッチンの使い勝手としては申し分ない冷蔵庫の配置です。
間取り上可能であれば、オススメの冷蔵庫の配置と言えます。
◎メリット
・冷蔵庫の前のスペースが広くなり冷蔵庫に用事がある人が来ても、料理をする人が邪魔に感じない。
・食器棚と奥行きが合うのでスッキリと見える。
×デメリット
・冷蔵庫が丸見えになり、生活感が出てしまう。
④冷蔵庫を隠してしまう
上の間取りは冷蔵庫を見えない場所に置いて隠してしまうキッチンの間取りです。
この時、パントリーへの出入り口は扉無しか、引き戸やロールカーテンで開けっ放しにできる扉にするのがおすすめです。
◎メリット
・冷蔵庫が全く見えないので生活感がなく、スッキリして見える。
・家電製品などを全く見せたく無い場合にも有効で、冷蔵庫対面の棚に家電製品を配置し、カップボード上は作業台カウンターとして使用できる。
・対面ではない、壁付けキッチンのように冷蔵庫が目立ちやすい間取りでも、家電製品を隠すことで大きな効果を発揮してくれる。
×デメリット
・冷蔵庫とシンクがとても離れるため、料理中の出し入れが多いと不便。
・キッチンの横に冷蔵庫用のスペースが必要なため、ある程度広さのあるLDKであることが必須。
以上、キッチンと冷蔵庫の配置のパターン4つでした。
もう一つ、使いやすいキッチンにするために忘れてはいけないのが、
◆冷蔵庫の開き勝手をチェック!
家ができてから新しく冷蔵庫を買う場合は、家に合わせた冷蔵庫を購入すればいいですが、今使っている冷蔵庫を新居でもそのまま使う場合は、冷蔵庫の開き勝手に注意が必要です.
左側にキッチンがあるのに、右側が開く冷蔵庫だと使いづらくて仕方がないですよね。
意外と見落としがちなのが、両開き(観音開き)の冷蔵庫。こちらは壁に挟まれていると、扉が当たって開閉がしにくいことがあります。
このような事にならないように、エムズでも、今お客様の使っている冷蔵庫を新居で使うかどうか、開き勝手も設計の段階でお聞きしてます。
以上、今回はキッチンと冷蔵庫との関係についてお伝えしました。
冷蔵庫の置き方ひとつにしても様々なパターンがあり、それがキッチンの使いやすさにつながってきます。
どの冷蔵庫の置き方が一番使いやすいのかを一度考えてみると、より使いやすいあなたオリジナルのキッチンにすることができます。
理想のキッチンを作るために、今回の内容をぜひ参考にしていただけると嬉しいです(^^♪