こんにちは、スタッフの吉田です。
今回は造作の洗面台に使われる洗面ボウル(洗面器)の種類をご紹介いたします。
洗面ボウルにはさまざまな形があります。
何を選ぶかで、見た目の印象や使い勝手の良さ、掃除のしやすさなどが変わるので、種類を知って選ぶことが大切です。
ポイント①:洗面器の種類
◆ベッセル式洗面器(置き型洗面器)
ベッセル式はカウンター据え置きタイプの洗面器です。
洗練されたデザインの水まわりを自宅につくりやすいこともあり、最近の注文住宅ではこのベッセル式がだいぶ一般化しています。
形は主に、ラウンド(円)型とスクエア(角)型があります。
ベッセル式を設置する際に気をつけたいのは「高さ」。
洗面器の上端までが高さになるので、カウンターが高すぎると、腕が洗面器のフチに当たって顔が洗いにくいなど使い勝手に影響します。
◆アンダーカウンター式洗面器
洗面ボウルのフチがカウンター面に出ないので、見た目がすっきりとした印象に仕上がります。
大理石調のカウンター材を選ぶと、ベッセル式とはまた雰囲気の異なるホテルライクな洗面まわりを演出できますね。
水栓金具など、周辺のアイテムもよく映えます。
◆カウンター・洗面器一体型
ベッセル式とともに造作洗面台でスタンダードになりつつあるのが、カウンターと洗面器が一体化したタイプです。
見た目は上記のアンダーカウンターと似ているのですが、一体成型なので継ぎ目がなく、お手入れがしやすいことがなによりのメリットです。
また水が隙間に入ることがないため耐久性が高いこともポイントです。
そうした理由から、エムズで造作洗面台を採用する際に、最もおすすめしている洗面カウンターになっています。
見た目もシンプルですっきりとした見た目に仕上がり、タイルや収納でお客様のお好みのスタイルに合わせられます。
奥行きが十分に確保できない場合は、壁出し水栓にすることもおすすめですよ。
ポイント②:床から洗面ボウルまでの高さは、75~80㎝が一般的
床から洗面ボウル(フチの上端)までの高さは75~80㎝が一般的です。
高すぎると水が腕を伝って肘から落ちて床を濡らしてしまいますし、低すぎると腰に負担がかかります。
現在使っている洗面ボウルの高さを測り、使い勝手から類推すると選びやすいですよ。
車椅子での使用を想定して、レバーで高さを調節できる洗面化粧台もあります。
以上、洗面台に使用する洗面器の種類とポイントのご紹介でした。
自由度の高い造作洗面台ですが、それゆえに選ぶ際にはデザインだけでなく、ご家族やご自身のライフスタイルや使い方に合わせて選んでいただけたらと思います(^^)