エムズ通信 Aimss Journal

木の家「呼吸する家」着工!

施工現場日誌

2月14日(大安)O様邸の工事がいよいよ始まりました。

ポカポカ陽気の暖かい一日、外での工事も快適です。

まずは建物の形状に合わせて掘削工事です。

この基礎工事、大まかなように見えるけれどとてもデリケートです。

掘削工事の注意点は掘りすぎないこと。

大きな機械を使って地面を掘っていきますが位置、高さをしっかりと確認し

ながら進めないと余分に掘削をすれば地面を傷めてしまします。

ここは注意点です!

掘りすぎて後から土を埋めたりすれば地盤が柔らかくなります。

この地面に大きな建物が載るので支える地盤はとても大切です。

掘削が完了すれば次の工程は砕石の敷き均しです。

砕石工事もパラパラと砂利を敷きならべただけのように見えますがとても

重要な役割をします。

この砕石は線路に敷いている石と同じ役割をします。

その役割はクッション材のような、上の力をうまく分散して下に伝えます。

線路では枕木の下にびっしりと砕石を敷いていますが、これは列車が通って

も動くことはありません。

列車の重みを枕木に伝え、その枕木の力を砕石が受け止めて石どおしがその

力を分散してうまく地盤面に伝えます。

列車の重みがあちこちに偏ったら凸凹になり大変です。

この考え方は建物でも同じです。

建物の建つ地面はその建物の重さに耐えられる強さが必要です。

その事前調査として地盤調査をします。

この調査結果をもとに基礎設計、建物の構造設計しています。

この基礎構造設計をもとに砕石の厚さも決められています。

大きな建物の重さを基礎コンクリートで受け止め、その重さを均一に地面に

伝える役割をします。

砕石は縁の下の力持ち、大切な役割をします。

建物がいくら頑丈でも基礎が弱ければなんにもなりません。

これからの基礎工事をしっかりと丁寧につくっていきます。

 

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