建築の仕事に携わっていても、日頃は見ることのない山の姿に触れて、木曽檜の森の姿を見て
大自然の美しさ、力強さを感じました。
森の中には私の知らなかったことがいぱいありました。
「あすなろ」と言う木を始めて見ました。
もう、30年ほど前になりますが、井上靖の「あすなろ物語」をうっすらと思い出しました。
20代のあの頃「あすなろ」という木がどんな木か知らないまま、憧れにも似た想いを
抱いていました。
今回、木曽に来て初めて「あすなろ」の木を見ました。
林野庁の方が案内をしてくれました。
その話の中で「あすなろ」は檜の下で超えることはできないのに何十年もずっとずっと辛抱強く
光を浴びるのを夢見て成長を続けているのだそうです。
見てびっくりでした。
本当に檜に寄り添って親子でもあるかのごとく引っ付いています。
管理の方に「このあすなろは何年になりますか?」と聞けば「そうですね。30年40年ほどに
なるでしょうか。これからもずっとずっと成長をしていきますよ」と言います。
自然の力強さを強く感じます。
自然の姿からいっぱい学ばせていてだきました。
先生と言えば人を思いますが自然も偉大な先生です。
木曽福島駅
木曽御嶽山に行くにはここで降ります。
朝日が輝いています。
でっかい木曾ヒノキ
あすなろの木です。
朝、木曽の森の中で迎えた太陽。
今、西の空に沈んで行きます。
今、西の空に沈んで行きます。