「植物の身になって」考える
(京都大学名誉教授、故・満田久輝教授
食料科学分野で文化勲章受章)の言葉より。
満田先生はクロレラの食糧化にいち早く取
り組まれ食料分野への功績が大きく、もし
食料分野にノーベル賞があったら、受賞間
違いなしと言われたそうです。
・・本の中に満田先生のこんな言葉を見つ
けました。
「人間はとかく勝手なもので、自分が利用
するために植物があるように思っているが、
研究というのは、その逆でなければいけない。
人間のほうがへりくだって、研究をさせて
もらうのだ」
この言葉を私が家づくりで利用している「木」
と置き換えることもできると思いました。
「人間はとかく勝手なもので、自分が利用
するために木材があるように思っているが、
家づくりというのは、その逆でなければいけない。
人間のほうがへりくだって、家づくりをさせて
もらうのだ」と、こう考えたときハッ!としました。
自然の側に立った、木の立場に立って考えて
家づくりの中でどんな環境でこの木を生かす
ことが一番喜ぶのか・・。ということを考え
た時に「木」の喜ぶ環境が生活の環境にも大
いに通じるものかと思います。これが木と共
に生きること、木のエネルギーをいただいて
家族が健康で幸せにつながる道にも感じます。