六角堂の建築には大工さんの工事も家づくりとは違った特殊な
技術が必要です。昔から神社仏閣の専門の大工さんは宮大工と
呼ばれています。
家づくりでもそうですが大工さんの技術が発揮できる場が段々と
少なくなって結果、職人さん不足にもなっています。
六角堂の設計打ち合わせの最中、スタッフから「日本にはたくさん
の神社仏閣があるのに将来困るはな~」と言います。
まさに切実な問題です。
伊勢神宮は大昔から伝統、文化、技術の継承のために20年に一度、
「式年遷宮」をすると聞きますが、遥か1300年も前の先人達が
今の姿を見越していたのでしょうか。
そう思えば「木の家づくり」も日本の大切な文化。
森の国、日本。
山にはたくさんの良質な木がありその木を生かし木と共に生きる。
「木」の家が日本人、私たちの住まう環境に一番適しているものと思います。