二軒屋町のK様邸にて地鎮祭をしました。
冷たい風の中でしたが晴天の元おごそかに
進めることができました。
地鎮祭はその土地の神様にお許しを願う
行事とか言われています。
日本の土地の所有者は八百万の神様だ
という考え方です。神様の所有されている
土地に居(家)を構えるのですから、勝手
に建てて神様のお怒りに触れないように
土地を借りるための「土地借用の儀式」だ
とかも言われます。
神様に工事の安全、建築後の家内繁栄を
お願いするものでもあります。
ご主人様の「鎌入れ」の儀式
私の「鍬入れ」の儀式
「エイッ、エイッ、エイッ」と3回気合を入れて工事の
安全祈願、お家の繁栄を願って鍬を入れます。
敷地内には明治時代に掘られたと言われる井戸が
あります。新築時には家の中になるので丁重にお祓
いをさせていただきます。
家づくりは一生の一大事と言われるほどの大事業です。
家づくりにまつわる謂われ、言い伝えはたくさんあります。
今日の地鎮祭もその行事の一つです。
家づくりではその工事過程の中で節目、節目に感謝を
込めて祝いの行事が行われていたそうですが、最近で
はすっかり見えなくなってしまいました。
家づくりに携わる者として昔から伝わる日本のよき風習
を少しでも伝えていければと思います。