念入りに調査させていただいた結果、このベランダの持ち出しの鉄骨梁部分が原因でした。
ベランダを支える梁が内側から外壁を貫通しています。この外壁と梁とが接する部分なんら
かの原因により隙間ができてしまい、そこから雨水が浸入しているようです。
実際、ベランダを取り外してみると、雨の浸入によりこんなにサビていました。
持ち出し梁の特に錆びている部分は外壁面との接触部です。
梁の上側断面はフラット。そのため、ベランダの床板の隙間から入った雨水を受ける形にな
り結果、壁の中に雨水を誘導してしまう状態を作っていたようです。
かなりの年月、雨水の浸入があったような形跡です。
その為、内部の木が腐ってしまいました。知らぬ間に雨漏りが続いていた様子ですね。
今のベランダを維持して雨漏り対策をするとなるとまず、構造的な欠陥を解消しなければ
ならないために費用も掛かるので、雨漏り対策として今回は、ベランダごと取り外すこと
になりました。
そして庇を造りました。
これで雨漏り対策は万全です。
お部屋にも少しの雨では降り込まないように軒の出を深くしました。
そして、夏の日差しは遮り、お日さんが傾いた冬には日差しが部屋の奥深くまで入り
ポカポカとお部屋を暖めてくれます。
雨漏りは家にとっては大敵です。
サビによって鋼材の板厚が薄くなり、構造の安全性に問題が出てくる事例もあります。
取り返しがつかなくなる前に、ヘンかな？？？と思ったらエムズまでご一報ください。
早急に対処させていただきます。
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