断熱リフォーム中のN様邸。
冬場、家の中が寒い原因は大きく3ツあります。
1.窓からの冷気の侵入、すきま風。
2.新建材の複合フローリングによる床下からの冷え。
3.構造的に家のアチコチのすき間。
まず簡単に改良できるのが窓の改善。
窓からの冷気を防ぐために内窓を取り付けしました。
今年あった住宅エコポイントの利用もこの内窓取り付けが一番多くありました。
次に床からの冷え防ぐための改善。
複合フローリングはベニヤの貼り合わせなので熱の伝達が早く床下の冷えを
伝えやすくなります。
改善には無垢フローリングに断熱効果がすればずいぶん違います。
これは床板の断面を見ればよくわかりますが、小さな穴がいっぱい空いています。
この管の空気層が断熱効果を発揮してくれます。
なので床を温めるには無垢フローリングに変えるのがいいのですが、
床の張替えともなると費用がかかるので、今回は床下の断熱材を補充することにしました。
床下に入ってみると、びっくり!
エムズが施工した現場ではありませんが、なんと、断熱材が崩れ落ちてきていました。
一応、断熱材を入れているのですが十分な止め付けをしていませんでした。
これでは断熱材があっても無くても同じです。
30年近くN様はこんなこととは知らずに床の冷えに悩んでいました。
見えない床下では、どんな事になってるか分からずでした。
早急に大工さんに断熱材を固定してもらいました。
断熱材の役割を果たしてなかったかと思うと残念ですね。
これで、しっかり固定されて、断熱効果を発揮してくれます。