昨年11月から始めた六角堂の建設工事も いよいよ終盤を迎えました。
木の乾燥の為に今まで伸ばしてきた漆喰塗 りもいよいよ工事に着手し
ました。 このような本格的な社寺の漆喰工事をできる 左官職人さん
は少なく、井上左官さんには 京都から来てもらいました。
井上左官さんは社寺仏閣はもとより重要文化財、神戸などにある洋館
の漆喰工事ほか左官工事に関わっているようです。
最近では漆喰の材料もメーカー製造の既製品 がほとんどです。
大量生産の材料は長年月の風雪に耐える・・という事にはなってい
ないように思います。井上左官さんは昔 ながらの方法で海藻のり
を炊いて土佐灰と 調合して材料を作るようです。
美しさ、ひび割れなど、長期の耐久性が違うようです。
一工程一工程が手間がかかりますが、手間を 惜しまずに手をかけ
た分味わい深いものに なります。