佐古のM様邸にて棟上げ、上棟式をしました。
昨日からお天気が気がかりでした。
朝起きればあやしい雲行き、しばらくすれば雨になりました。
大急ぎで大工さんに連絡して雨対策のシートで覆いをします。
建築では上棟式の雨は「降り込み」と言って、福を呼び込むとか縁起のいいものとされています。
今年に入って4回の上棟式では3回が雨、お天気が1回でもう雨対策には万全です。
先よく、上棟式の時間には待ち合わせていたかのように雨も上がりました。
上棟式では素人の私が神主さん役して祝詞奏上をします。
最近では上棟式などの儀式は省略することが多いと聞きますが、
昔から大切だとされてきた儀式は私たちが大切に繋いでいかなければと思います。
上棟式ではお神さんに無事に棟上げが出来たことを感謝して、これからの工事の安全を祈願します。
また、工事の完了後もM様のこの家が幸せで益々栄えますようにとお願いをします。
見えないものへの感謝の気持ち、畏敬の念を大切にしていきたいと思います。
素人の神主さんは一生懸命です。
お祓いのあとは、棟おさめの儀式に移ります。
家の一番てっぺんにある棟木を打ち込んで、おさめていただきます。
これで骨組みの完了です。
一本の間違いもなく完璧に木組みをさせていただきました。
今、人体で言えば骨格がでました。
これから肉付けをしていき最後に化粧をします。
M様、お嬢様に高いところに登っていただき「エイッ!ヤッ!」と気合を込めて打ち込んでいただきました。
雨も上がってなによりでした。
M様、おめでとうございました。
これから、棟梁共々、力いっぱい取り組ませていただきます。