南矢三町にて今日、棟上げをしました。
朝からお天気にも恵まれて木組みも順調に
進みました。
柱は桧、梁は杉。
生まれ育った山の姿からは形が変わりました
が木はこれからも延々に生き続けていきます。
法隆寺の西塔再建の時の有名な話があります。
屋根を形作っている垂木が屋根瓦をはずした
とたん、曲がっていたものがピンッと上には
ねたと言われます。1200年も経った木で
もまだ生きている。と聞きました。
これからも末永くO様邸の家を守り、ご家族の
健康を守り、ご家族と共に生き続けていくこ
とと思います。
木にはたくさんのエネルギーが秘められている
と言われています。
「木の身に立った家づくり」
利用するための木材、ということでなく、その
逆の発想です。木の立場に立って考える。
いかようにすればこの木が活き活きと心地よく
生きていけるのだろうか。
家づくりの中で木が元気に生きていける環境を
つくること。
お料理の中でも素材を生かすとか、素材に聞け
とか聞いたことがありますが素材を生かすこと
が結果、私たち人間も活かされていく。
「木」にいい環境はきっと私たち人間にもやさ
しい環境になるはずです。そして「木」の秘め
たるパワーの恩恵に与れることと思います。
「呼吸する家」はそんな環境をつくります。