今まで基礎工事をしてきたO様邸もいよいよ木組みの始まりです。
まずは土台敷きからスタートです。
エムズの木の家「呼吸する家」はすべて地域材を使っています。
土台・柱はヒノキ、梁・桁などはスギを使っています。
土台にヒノキを使っているのはシロアリに強い樹種だからです。
研究結果でもヒノキに含まれるαカジノールなどの化学成分に防蟻効果が
あることいわれています。
「呼吸する家」は防蟻処理はしません。
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「建築基準法施工令第49条 外壁内部等の防蟻措置等」には義務づけられています。
構造耐力上主要な部分である柱、筋交い及び土台のうち、地面から1m以内の部分には、
有効な防蟻措置を講ずるとともに、必要に応じて、シロアリその他の虫による害を防ぐ
ための措置を講じなければならない。
・・・と、決められていますが、特例があります。
「土台、床組、建物の外周部に桧などシロアリに強いとされる特定樹種を使えば
防蟻処理をしなくてもよい。」とされています。
なので、エムズでは特例措置を採用し防蟻処理はしていません。
シロアリに対しては通風を良くして、湿気よどみをなくすことが第一だと考えます。
「呼吸する家」では床下、建物の外周部、屋根と家の周りに常に新鮮な空気が流れる
ような仕組みづくりをしています。
新鮮な空気に満たされることにより家も健康、人も健康です。
基礎コンクリートと土台の間は2センチの隙間を設けてここから床下に空気が通うようにしています。
床断熱をしっかりします。
浴室周りは基礎コンクリートからも冷気が家の中に伝わらないよう基礎断熱をします。
浴室周りだけ基礎パッキンも空気が通らない気密パッキンを使います。
断熱材と床構造用合板との間には35ミリの空気の隙間をつくっています。
「呼吸する家」ではこの空気の層を大切にしています。
空気は高性能な断熱材です。
断熱材と空気の断熱効果
2重の効果で断熱性能アップ。
床フローリングは無垢材の杉フローリングです。
断熱材+空気層+無垢フローリングの3層効果で冬の寒さから防いでくれます。
「冷えは万病の元」といいます。
床構造用合板も断熱材と直接接触することなくここちよいかも・・