２８年８月、お蔭をもちまして我が家もやっと完成しました。
思えば２８年１月に「リフォームするけん」という主人のひと言から工事が始まったものの、いざ解体に取りかかってみると水回りなどあまりにも傷みがひどく「これでは…」との判断で急遽工事を中止。建て替える事に決めました。慌てて間取りを考え図面を作り申請し、引っ越し、解体したもののまた休止。３０年住んだ家もわずか２週間で解体されていく様子は寂しいものです。
実際壊したけれど、本当に建ち上がるのか不安だらけの再開でした。引っ越しから打合せ、取決めなど今までとは逆の立場で進む過程では、お客様が経験された大変さを痛感しました。また工事中には間仕切りパネルなど図面上でのイメージ・寸法と、実際に取付けてみると思いとは違っていて、高すぎて光が入らなかったり、窮屈さを感じたために取替やカットのやり直しを依頼する事となりました。余分な手間と費用を要した事は反省すべき点となりました。仕上がった姿を見ていると、スムーズに決まった箇所よりも、より生活しやすいようにと考え、何度も何度も測り、決めた箇所の方が思い出されます。
家の中心となる階段や吹き抜け部分の手摺などは将来家族が増えた時のためにと格子状に、また食器棚や家電棚、洗面室や書斎の家具の引き出しの高さなども２センチ、３センチにこだわったように思います。エムズが勧めてきた「自然素材の呼吸する家」が、実際に機能しているのかという期待と不安もありますが、これで私達も皆さまの仲間入りです。
こうして経験したことを活かし、これからもお客様の思いに添えられるよう努めていきたいと思います。家が建つまでには本当に様々な方が係わってくださっての事だと改めて感じた数カ月でした。また新たに私達家族を見守ってくれる大切な家、不安を希望へと変えてくれた家。お手入れをしながら、大事に大事に住みたいと思います。
私達の思いを形にしてくださった業者の皆さま、そしてエムズのスタッフの皆さま、ほんとうにありがとうございました。
