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思い出の家でずっと元気で快適に暮らしたい
ご夫婦のアクティブライフを叶えた前向きリフォーム

インタビュー

徳島市S様邸

施工 2020年7月
構造 鉄骨コンクリート造
延床面積 1階:61.02平米

S様のご紹介

32年前にご実家を鉄筋コンクリート造の3階建て住宅に建て替え、2世帯6人家族同居をしてこられたS様。30年前にお父様、7年前にお母様が他界され、二人のお嬢様が独立して以降はご夫婦でお住まいです。間取りが現在の生活に合わなくなったことや、今のお住まいで長く快適な老後をすごしたいとの想いから、思い切って今回のリフォームを計画されました。

 

定年後の暮らしを生き生きと楽しんでいらっしゃるS様ご夫妻。ご主人は月に4~5回のゴルフを満喫され、奥様は趣味のマラソンや山歩きに加えて、現在は阿波人形浄瑠璃の人形座でも活躍されています。

現在のお住まいのこと、リフォームされる前のご不満点などを教えてください。

ご主人:昭和63年に両親の実家を私が建て替え、32年間ずっと住んでいます。1階は両親の和室と水回り、2階は私たち夫婦の部屋、3階は娘たちの部屋で、食事のあとはそれぞれが上の階に行くという生活パターンでした。両親を見送り、娘たちも独立して、今は私たちだけの生活です。

奥さま:両親の部屋(8畳和室)は南向きの一番陽当たりのいい部屋なのに、ずっと誰も使っていなくてもったいなかったんです。だからといって、和室にわざわざごろごろしに行くというわけでもなかったし。

ご主人:「ここは両親の部屋やから」って、我々は普段全く足を踏み入れませんでした。ここを使うのはたまにお客さんが来たときか、法事のときくらい。

 

ご両親が使っていた1階の和室。一番明るい部屋なのに二方向が襖で締め切られていました。

奥さま:ダイニングの壁からの雨漏りにも悩まされていました。建て替えて数年後に始まって、業者さんに何回も見てもらいその都度コーキングをしたんだけど、やっぱり漏れる。もう仕方なくずっとがまんしてバケツで受けとったんです(笑)。

エムズ:原因はエアコンのホースのために開けた穴からの水漏れでした。古いお宅のリフォームではこういうことがよくあるんですよ。ふさいだつもりでも、時間と共に錆びが出てきて水漏れがひどくなり、壁の中が腐っていたということもありました。今回のリフォームでしっかりと塞いでおきましたから、もう大丈夫です。

リフォームに踏み切った理由・きっかけは何でしたか?

奥さま:私はいつかリフォームしたいとずっと思っていたんです。でも別に不自由もしてないし・・ってぐずぐず迷っていました。そんなとき、リフォームを経験した友人たちから「リフォームするなら(年齢的に)今よ!あと5年してみぃ?もう先が短いでぇ」って言われて(笑)。

ご主人:私は直すつもりはなかったんです。将来はマンションを買って、鍵ひとつで便利に暮らすほうが希望だった。それで、最初は夫婦で意見が分かれとったんです。

奥さま:私は逆にマンションが苦手。お隣とは壁ひとつで仕切られて息がつまりそうで。風呂もおトイレも窓がなく、戸建てのように東西南北、風が通らんし自然もない。

ご主人:最後は奥さんの気持ちで押し切られて、「あんたの退職金でやるんならどうぞ、自由にやりなさい」って(笑)。

奥さま:母の7回忌も終わって、あとしばらくは法事で人を呼ぶこともないし。もうええか~、リフォームするで!?ってね。

エムズを選んだきっかけ・決め手は何だったのでしょうか?

奥さま:実は、齋藤社長とは30年近く前から「ランニング仲間」だったんです。

エムズ(斎藤):奥さまは全国のマラソン大会に出場するほどのランナーで、たまに大会で顔をおみかけしてご挨拶するという間柄でした。

奥さま:リフォームしたいなぁという気持ちが行き詰っているときふと、折々にお手紙をくださっていた齋藤社長に「実はリフオーム考えとんよ」って電話したんです。言うたらどないかなるかな、と思って(笑)。それからはもう、とんとんと~んって話がすすんで。次にはもう設計図を持ってきてくれて、その説明を聞いて“落ちました”(笑)。

2月ごろからコロナの影響が出始めましたが、「資材も住宅機器も確保できるのでいけます」と社長も言ってくれて、5月に工事にかかることができました。他の会社は考えませんでした。もっといろいろ比較したほうがよかったんやろか?(笑)

ご主人:私は自分の知り合いの会社に声をかけるのが嫌やったんです。ケンカできんから(笑)だからあくまでノータッチで「あんたがするんやったらどうぞ」って奥さんに任せました。

 奥さま:正直、最初は「高級すぎて無理」って言ってたんです。それに、いくら「呼吸する家」と言ってもリフォームだからそうもうまくはいかんだろう、という思いもありました。それでもどうしてもエムズさんにしたかったのは、やっぱり社長の人柄ちゃうかな。この人ってごっつい真面目でマメでしょ?(笑)

リフォームをしてみての感想はいかがですか?

ご主人:一番気に入っているのは、“開かずの間”だった和室が居心地の良いリビングになったこと。本当に快適で希望以上!この部屋でゴロゴロすることなんてこれまで全然なかったからね。

奥さま:陽当たりのいい和室が普段は襖で仕切られていたから、北側のキッチンやダイニングはいつも暗くて。これがどうにかならんかなと思っていたら、襖をとっぱらって続き間にするプランを社長が提案してくれて。キッチンとの間の壁は厚いコンクリートで仕切られていたので、壁は残したまま小窓を空けたらどうでしょう、と。それに心を持っていかれました(笑)

エムズ:外壁との間、床下に断熱材を入れました。窓ガラスも複層ガラスサッシに替えたことで1階部分の断熱性能は十分あがりましたので、これほど開放的な空間になっても、ある程度温度が均一に保たれます。

同じ方向から見た、和室ビフォー(上)アフター(下)
南側のサッシから陽光が降り注ぐリビングに大変身。ご主人はお気に入りのソファーでごろ寝をするのが日課になりました。

玄関から続く無垢の西南櫻の床板は足触りもよく、裸足でも気持ちがいいそうです。

同じ方向から見た、和室ビフォー(上)アフター(下)
床の間とお仏壇、押入れスペースがひとつの空間にすっきりとまとまりました。

 

壁は珪藻土、天井は和紙の自然素材を使っているので、お部屋の空気もさわやか。

階段下にあった収納を取り払いオープンに。構造上残さざるを得ないキッチンとの間の壁には小窓をあけて空間のつながりをもたせる工夫をしました。手摺のブラックがお部屋を引き締めるアクセントになっています。

階段のビフォー(左)アフター(右) 両側を壁に挟まれて真っ暗だった階段スペースが明るく開放感あふれる空間に。

キッチンからリビングをのぞむ。ビフォー(上)アフター(下) 
和室との間の襖を取り払い、キッチンからリビングへとひとつながりに。太陽の光がキッチンに届き、お庭の緑も楽しめます。

杉板の天井が美しいキッチンスペース。窓側に向いていたキッチンカウンターを対面式にしました。

キッチン・ダイニングのビフォー(上)アフター(下)
「この機会に古い食器棚も処分して食器類も断捨離しました。いかに普段使わんものをためこんでいたかがわかりました」と奥さま。

 

玄関のビフォー(上)アフター(下)
靴箱を壁ごとセットバックさせて広くなりました。明かりを取り入れる内扉は、冷気・暖気を逃がさない役割も果たします。

ほかにもこだわりの場所を教えてください。

ご主人:私が唯一こだわったのが、玄関のクローゼット。実はゴルフバッグ入れになっていてゴルフから帰ってきたらここにさっと仕舞うことができるんです。今までは重たいバッグをいちいち2階の納戸に持って上がっていたので楽になりました。

下駄箱のようで実はゴルフバッグがすっぽりおさまる収納スペース。ご主人のこだわりです。

奥さまのお気に入りはこの階段下の作業スペース。今まではダイニングに持ち込んでいたパソコン仕事も、ここで作業することができます。

料理が得意なご主人はキッチンに立つことも多いそうです。作業中の奥さまとはこの「小窓」からお話しができますね。

引っ越しをされてからの生活はいかがですか?

奥さま:引っ越しは7月23日でした。猛暑日が続きましたが、リビングの8畳用エアコンと、前から使っていたキッチンの6畳用エアコンで問題なく快適に過ごせています。

エムズ:リフォームでは断熱工事をしっかりとしましたから、エアコンの効きも良くなり電気代もかなりお安くなると思います。またこの冬はストーブなしでやっていけるはずです。気密性が高まったぶん、二酸化炭素が発生する石油ファンヒーターや石油ストーブなどは使わないことをお勧めします。

ご主人:灯油代が助かります!以前は冬には結露にも悩まされて、朝起きたらタオルで拭いて水を絞るくらいでした。

奥さま:今朝はどれだけ寒いかって結露でわかるんよね(笑)

エムズ:窓を複層断熱ガラスに変えましたので、枠のアルミに水滴がちょっとつくことはあってもガラス自体で結露することはまずないはずです。

「こうしたらよかった」と思われることはありますか?

奥さま:実は私、悩むわりには自分で決められない性格なんです(笑)。工事中は自分の中でいろんなことが理解できてなくて、色の選択も全部社長任せでした。今ならわかるんですけど。もっとちゃんと関わったらよかったかな、と反省しています。

あと、ダイニングにあった窓をつぶして押入れにしてしまったことが今になってちょっと悔やまれて・・・。夏はここから風が通って気持ちよかったのに、と“病んで”いるところです(笑)。仏壇と神棚をこの場所に移したから仕方なかったんかもね・・・。

 

階段下収納の代わりとして、ダイニングに新たにたっぷりの収納を設けました。ご主人が選んだ藍色の扉でモダンな雰囲気に。この収納は食品庫としても使われているので、キッチンにモノが散らからずすっきりしました。

工事中印象に残ったことはありますか?

ご主人:大工さんが毎日休みなしに来てくれて、その熱心な仕事ぶりに感心しました。 

奥さま:ご自宅で採れた野菜とか持ってきてくれたりしてね。すごく親しくなったのでお別れするときほんまつらかった。現場の人は皆さんええ人でした。やっぱり社長はええ人見つけてきてくれとんよね。仕事の終わりにはいつも綺麗に掃除機をかけてくれるし、現場の(仮設)トイレもピカピカにしてね。工事の間、嫌な気持ちになったこと一度もありませんでした。

エムズ:うれしいお言葉、ありがとうございます!リフォームは新築と違って構造上の制約が多かったり、工事の途中で想定外のことが起こったりします。お客様にその都度丁寧にご説明をしたうえでご満足いただけるよう努めています。今後ともアフターサービスや点検を通じて末永くよろしくお願いいたします。