お客様の声 Voice

「住んでみたら何もかもすごかった!」
健康素材の“ジブリの家”で育む、家族の第2章

インタビュー

徳島市O様邸

施工 2020年12月
構造 木造2階建
延床面積 35.5坪

O様のご紹介

ご結婚を機に、マンション住まいから一戸建て新築の検討を始められたO様。住宅展示場や現地見学会などに足しげく通うなかで、2年前にエムズの「構造見学会」にお越しいただきご縁をいただきました。ご長男の誕生とほぼ同時に新居の棟上げ、お引き渡し翌日にお引っ越しというスピードご入居でした。

新築までのストーリーをお聞かせください。

ご主人
もともと父の田んぼだったこの地を6区画の分譲地にして売却し、そのうちのの1区画を僕が将来家を建てるためにと空けてありました。3年前に結婚してからは、僕が住んでいた2Kのマンションに二人で住んでいましたが、子どもができる前に家を建てたいなぁ、と思っていました。

エムズ
当社の「構造見学会」(2019年5月に開催)にもお越しいただきましたね。

ご主人
エムズさんは父の知り合いだったので、参考までに見に行ったのです。でもあのときはまだ何も決まっておらず、家の知識も全くない状態でしたから、お話を聞いて理屈を理解するだけでした。その後、住宅展示場などを含めて全部で20~30軒くらいは見て回りましたが、非現実的で実感がわきませんでした。

それからしばらくして子どもを授かり、「13年間の住宅ローン減税」(※)がそろそろ終わることをきっかけに、工務店探しを急ぎ始めて検討の結果、エムズさんにお願いすることにしました。

(※) 2019年10月の消費税増税を受けて、10年だった住宅ローン控除期間が13年に延長された。期間延長は消費税10%で住宅を購入し、2019年10月~2020年12月末日までに入居した場合に適用される。(→その後、令和3年度の税制改正で特例が受けられる期間が2年延長され、令和4(2022)年12月末までの入居が対象となった。ただし、注文住宅の場合は令和3(2021)年9月末までの契約が条件。)

エムズに決めた理由は何だったのでしょうか?

ご主人
他の住宅メーカーの多くが機械に頼りすぎていて、不自然に思えたことです。たとえば「高気密・高断熱」とうたっていても、結局家の中の空気を動かさずに機械で強制換気している。機械には必ずメンテナンスが必要ですし、20年後は部品すら交換できない可能性もあります。その点、エムズさんの家は強制換気とは違って自然の力を借りて家全体が呼吸していますから、理屈に合っていると思いました。

でも、エムズさんの家の本当の良さは、建てる前よりもむしろ住んでから実感することが多かったですね。「ここまですごいとは思わなかった」ということが多いんですよ。

ご主人がこだわって自ら選んだ「赤い屋根」の外観は、大好きなジブリの映画に出てくるような家のイメージ。玄関の小屋根やアール曲線などが柔らかな雰囲気を醸し出しています。

玄関のアール部分は、浅すぎず深すぎずのカーブを出すため、何度も図面を引きなおしたエムズの苦心作です。

暮らし初めて実感された住み心地を教えてください。

ご主人
僕はエアコンをずっとつけていると、空気がこもって頭が痛くなる体質なんです。でもこの冬はずっと閉め切ってエアコンをつけていても全く頭痛がなかった。そのとき、ああ、これが“呼吸する家”なんだな、と実感しましたね。空気がいいせいか、寝つきも良くなったし、朝もすっきりと起きられるようになりました。

それから部屋干しの早さがすごい!朝干した洗濯物が夕方には乾きます。しかも臭わない。マンションの部屋干しでは、洗濯物が3日くらいしてようやく気持ち悪い乾き方をしたうえに臭いもありましたから、本当に驚きました。

奥様
あと、部屋に臭いがこもりにくいですね。以前は料理の臭いや、生ごみ、トイレ臭も気になっていました。そういえば消臭スプレーを使うことがなくなりました。

ご主人
防音性の高さも実感しました。テレビの外付けサウンドシステムを導入していますが、外からはほぼ聴こえなかったので大好きな映画も思う存分楽しめます。

奥様
本当に靜か。ご近所からも「赤ちゃんの声が聞こえませんね」って言われたくらいです。幹線道路が近いけれど車の音もしないし、汽車の音がかすかに聞こえる程度です。それから、無垢板の肌触りもいいですね。初めてこの家でお風呂に入ったあと素足で床を歩いたときは、本当に気持ちよかった~!自然素材なので、這い這いをする子どものためにもよかったです。

ご主人
お風呂といえば、お風呂から出たあと扉を開けっ放しにしていたら、朝にはカラカラ。湿気が残らないので水垢もカビもありません。マンションでは結露がひどく、ほこりやカビもつきやすかったのですが、この家ではさっと拭くと綺麗になる。そういう意味ではメンテナンスもしやすい家ですね。

これから、家族が多くの時間を過ごすリビング空間。床には節の多いタイプの無垢を選ばれました。「汚れやキズが目立たずに気に入っています」とご主人。

キッチンからみたリビング・ダイニング。マンションではキッチンが分離されていたので、一直線のレイアウトはご主人のご希望でした。奥の扉を開けると和室(次の写真)へと続きます。

リビングから続く和室。襖をあけ放すと、ここでお昼寝をする長男をリビングやキッチンから見守りながら家事をすることができます。“添い寝で寝落ちするほど気持ちがいい(奥様)”空間。

新居で初めての冬を越されてみて、いかがでしたか?

ご主人
これまでとは温かさが全く違いましたね。実家(築30年ほど)に帰ったら寒さの違いにびっくり。親もうちに来たとき「あったかいね」と言っていました。気密性もいいので、リビングの8畳用エアコンでキッチンまで全室温まります。

奥様
一番寒かった日も全然気になりませんでした。朝起きたとき「いつもよりちょっと寒いなぁ」くらい。マンションでは寒すぎていつも袢纏を常に着ていましたけど、引っ越してからは一度も着ていません(笑)

エムズ
光熱費はいかがですか?

ご主人
我が家はオール電化で、冬場のピークで17,000円弱でした。マンション時代はガス代もプラスされていたので、全体で30%は安くなったと思います。

リビングから外につながるデッキは、エムズのご提案で木調タイル仕上げにしました。「ウッドデッキはメンテナンスに自信ないし、これなら安心です」(ご主人)

「家の中に“丸さ”が欲しかった」というご主人のご希望で、アールを取り入れて開放型にした食品庫の入り口。木の風合いに温かみがプラスされました。

キッチンからパントリーを見たところ。

新築前にこういう設計にしたいと思っていたことはありますか?

ご主人
僕は最初、外観イメージから入ったんですよ。「ジブリの家」みたいな赤い屋根で白い外壁の家にしたいな、と思っていました。(笑) あとは動線の良さにこだわりましたね。

奥様
マンションでは行き止まりだらけだったので、家の中を回りたかったんです。今は子どもを見守りながらぐるぐるできるのがいいですね。また、玄関を入ってすぐにトイレや洗面に行けるようにしました。例えば、子どもが外で吐いたときとか、すぐトイレに行きたいときにもぱっと行けます。

ご主人
あらかじめ引っ越しで持ち込むものの置き場を決め、それに合うように配線や棚の高さなどを合わせて設計してもらったので、こちらからの変更点や不満はほぼありませんでした。

エムズ
実は、骨組み後に当社から急きょご提案して当初の設計から玄関を30%くらい広げさせてもらいました。イメージしていたよりも狭かったため、これだったらご不便だろうなと思い、Oさんにもご了承いただいて役所に再度設計変更届を出してやり直しさせてもらいました。

ご主人
そのおかげで、玄関でベビーカーを広げられるようになりました。ご提案いただいてよかったです。

設計よりも広くなった玄関。廊下部分を斜めにせり出して上り框部分を広くとり余裕がうまれました。

階段手すりをスチールに変更しオープンにしたことで、2階からの明りが1階にも届きます。

丁寧に磨き上げられた階段手すりから、大工さんの優しい想いが伝わります。

ご主人の書斎は「秘密基地」。本棚はすべて大工さんによる造作です。

工事中の思い出や、採用して良かったことを教えてください。

ご主人
基礎のガイドラインをひくときに、(エムズの)幸津さんと墨壺を使って一緒にやったのは、いい体験でした。また、上棟式で父と一緒に家のてっぺんに立ってお酒を捧げたこともいい思い出です。

エムズ
上棟式が終わってから雨が降り出しましたが、昔から「福が降り込む」といってすごく縁起がいいんですよ!

ご主人
地下水を導入したのも正解でした。もともとここは田んぼで、父が「絶対地下水いけるぞ」って言ってくれていたのですが、僕は地下水をそんなに信用していなかったんです。(地下水を導入している)齋藤社長の奥様に「料理に使えるんですか?」なんて聞いたりして(笑)。やってみたら全然問題ないですね。

エムズ
ポンプ屋さんも「水質はいい」と言われていました。水道料金を考えると地下水は費用的にもずいぶんお得だと思います。

奥様
地下水、おいしいです!それに真冬でもお水があったかくて、食器もお湯を使わず下洗いしていました。子どももそのうち水遊びとかしたがるだろうし、助かります。

ご主人
元々の土をそのまま使って庭に小さな菜園を作ってもらいましたが、水道代を気にせず水やりができます。本当に何もかも10段階くらい生活レベルがアップして、家に帰るのが楽しみになりました。

~ これいいね!の細かな工夫 ~

「子どもの目線でいつでも好きな時に出し入れできる」絵本ホルダーを床から近い位置に設置しました。保育士さんをされている奥様ならではの発想です。

空間の圧迫感をなくすために階段横の壁をオープンにして“ミニギャラリー”にしました。ここに家族の想い出が飾られています。

 

O様のご要望でインターホンや操作盤を壁の中にすっきりと納まるようにしました。壁にでっぱりがなく、すっきりとした印象です。