こんにちは!スタッフの桑村です。
ステイホームの連休終了!
なんだかんだであっという間でした。
2019年の夏に新築させていただいたN様邸。
年が明けてすぐに新型コロナウィルスが流行し、外出を控えるようになりましたがステイホームが
ちっとも苦ではなかったとおっしゃっていました。
その理由は「おうちの居心地がとても良いから」。
床にはほんのりピンクがかった、やさしい色目の西南桜の無垢フローリング、
壁は快適空間をキープしてくれる珪藻土、天井には柔らかな風合いの和紙クロス、
柱や梁には空気を多く含み保温や断熱に優れている杉。
ちなみに土台や外周部の柱には強度・防蟻に優れている桧を使っています。
自然素材に囲まれた室内は、おうちの中に居ながら森林浴をしているような、心安らぐ空間。
そこにシックハウスや化学過敏症候群を引き起こす危険性がある化学物質は含まれていません。
十数年前まではエムズでも大手メーカーに倣って新建材を使った家づくりをしていました。
しかし、シックハウスが社会問題視されるようになった辺りから、つくり手として身体によくない
家づくりをしていてはダメだと思い直し、それからは「住む人の健康を第一に考えた家づくり」を
モットーに、今のスタイルにたどり着きました。
安心して暮らせて、豊かな時間をはぐくんでくれる自然素材のおうち。
今回は自然素材の壁材や断熱材の種類や特徴についてご紹介します。
壁材①珪藻土
珪藻土は植物性プランクトンが化石化したもの。
七輪の材料として知られていますね。
中に無数の細かい穴があり、調湿・保湿・断熱・防露・遮音・脱臭・耐熱・耐火などの効果が
あります。
特に調湿効果は抜群!
室内干しした洗濯物もカラカラに乾くほど、湿気をグングン吸いとってくれます。
壁材②漆喰
漆喰は消石灰(水酸化カルシウム)に繊維、海藻のり等を混ぜて練り上げたもの。
抗菌・消臭効果が抜群!
強アルカリ性で、ニオイや病気の元となるカビや細菌、ウィルスを不活化してくれます。
また、お城の城壁に使われていたくらい、頑丈で耐久性に優れています。
漆喰については以前、エムズ新聞でも取り上げました。
壁材③シラス
シラスは火山から噴出したマグマが岩石となる前に粉末になったもの。
高い調湿・消臭効果があります。
シックハウスの原因であるホルムアルデヒドをシラス壁自体が出さないだけでなく、
他から排出されたホルムアルデヒドまでをも吸収分解するそうです!!
次に断熱材。
断熱材①セルロースファイバー
セルロースファイバーは新聞紙をリサイクルした木質繊維系多機能断熱材。
複雑に絡み合った繊維が空気の層をつくり、さらにその1本1本の繊維の中にも自然の空気胞が
存在して、より一層熱や音を伝えにくくしくています。
断熱性、調湿性、吸音性に優れた自然素材です。
断熱材②羊毛(ウールブレス)
その名の通り、羊の毛です。
羊毛の隙間にたくさんの空気をため込み、熱を伝えにくくしています。
このたくさん含まれた空気が吸音性・防音性を高めます。
現段階では、あまり広く使用されている素材ではないため施工できる会社は少なめです。
断熱材③炭化コルク
ワインの栓などの製造段階で出たコルクの端材を炭化させた物。
コルクもたくさんの空気を含んでおり、断熱・調湿・吸音性に優れています。
また、原料のコルク樫には自然由来の防虫効果があり、ダニを寄せ付けません。
環境に優しい素材ですが、価格はお高め。
先述したように、私達は「エムズのおうちに住む方々が健康に暮らせるように」と願いながら
一軒一軒丁寧につくっています。
化学物質に覆われ、機械で制御されたおうちより、自然素材に囲まれていつもリラックスして
暮らせるようなおうちの方が、身体は喜ぶはずです。
そして、おうち時間がもっと好きになるはずです(^^♪
#自然素材