こんにちは!スタッフの桑村です。
新しくオープンした「道の駅板野」に行ってきました。
美味しそうな野菜や果物、鮮魚、お肉、お惣菜、デザート、お土産用特産品、飲食店、
なんでもあって小一時間ほど楽しめました~♪
先日、築10年目を迎えたお宅へ定期点検に伺ってきました。
新築当時は白っぽく明るさを帯びていたパインの無垢フローリングが
10年の歳月を経て、いい感じのツヤを出し、落ち着いた色味に変化していました。
こうして年月とともに素材が変化していくことを「経年変化」といいます。
無垢材の場合は「経変美化」かな?
時間が経つほどに、ご家族の歴史を刻んだ「価値」と愛着を持ってお手入れされた「美しさ」が
増していくのが無垢材の良さであり、魅力です。
なぜ、このような変化をしていくかというと、木材に含まれる成分が紫外線などを吸収し分解、変性
していくためです。
この変化は樹種によって様々。
あめ色になるもの、深みが増すもの、濃くなるもの、薄くなるもの 。
しかし、この紫外線が影響する範囲は木の表面にとどまります。
なので表面を削れば、最初の色が戻ってきます。
新建材の表面を削れば老化の一途ですが、無垢材は若返るんですね。
だけど先述したように、これは歳月を重ねたからこその経年美。
木の家でしか味わうことのできない贅沢。若返らせる必要はなさそうです。
そしてもう一つ印象的だったのが、10年も経っても変わらない木の香り。
「普段は慣れてしまって、それほど感じないけれど、2~3日家を空けて帰宅するとまだまだ木の
香りがする」とお施主様。
この香りの正体はフィトンチッドという天然成分。
森林浴で心も身体もリラックスできるのは、このフィトンチッドの効果。
木はカタチを変えても生きているので、フィトンチッドを放出し続けます。
つまり、おうちに居ながら森林浴しているのと同じ状態。
だから木のおうちで過ごす時間は、癒しの空気に包まれて、なんだかホッと落ち着くんですね。
「新築に引っ越したばかりでも、もうずっとそこに住んでいたかのような馴染み感があるんです。」
そうおっしゃってくださったお施主様もいらっしゃいました。
子供の頃、自然の中で遊んだ心地良さが、木のおうちの心地良さとリンクしたのかも
しれませんね。
家族の絆を育みながら、豊かな時間を育みながら、経年美も育む。
木のおうちには、木のおうちでしか味わえない時間と価値があります。