平成16年にご新築をさせていただいたH様邸。
16年目の定期点検をさせていただきました。
点検結果は”合格”です。
定期点検の重要ポイントは床下です。
普段の生活では目にすることのできない所です。
床下は家の根本です。
チェックポイントは、
1、基礎コンクリートに亀裂はないか
2、土台、床組はしっかりとしているか。割れはないか。
3、鋼製束に緩みはないか。
4、排水管、給水管、給湯管に漏水はないか。
5、白あり発生の有無
どれも状態が悪化していたら取り返しのつかないことばかりです。
東南海地震の危険性が高まっていると言われている昨今、基礎コンクリートのひび割れは命取りともなりか
ねません。早期発見、早期対処が何より大切です。
土台、床組は大丈夫か。ひび割れの発生はないか、確認していきます。
見える金属製のものは鋼製束です。
1階の床を支えています。
この束には以前は木を使っていました。
でも木であれば乾燥で収縮し床鳴りの原因となったりします。
収縮して床鳴りが発生すれば空いた部分に薄い木を挟んでいました。
メンテナンス時の調整が出来ません。
この鋼製束は上下の微調整が可能です。
また、金属なのでシロアリが寄ってくる心配もありません。
漏水がないか。
一カ所づつチェックしていきます。
真っ暗で狭い床下。
点検も窮屈です。
でも、日常の中では目にすることができないだけに重要なところです。
16年が過ぎて今回の定期点検も合格でした。
H様にはご安心いただけます。
16年の歳月が走馬灯のように浮かんできます。
H様はトライアスロンの大先輩のK様のご紹介でした。
今、そのK様のお嬢様宅のご新築を鴨島でさせていただいています。
19日に上棟式を迎えます。