鉄骨3階建ての大きな建物。
その強さの”要”は溶接にあります。
工場では長い柱を1階、2階、3階と1階づつ切断された柱を継ぎ足して伸ばしていきます。
柱と床を支える梁との接続部は溶接により固めていきます。
この溶接の精度が建物の強さの良し悪しになります。
設計通りに強度が出ているか、しっかりした溶接がなされているか検査も欠かせません。
溶接により繋ぎ合わせた柱と柱は切断されていない一本の柱より強度が強くなります。
信じられないようなことですがホントの話。
建築基準法施行令第67条第2項により決められた基準があります。
「母材同等以上」と言って溶接される鋼材に応じてそれと同等以上の強さを持つように
されなければいけないと規定されています。
溶接は鉄骨構造の命です。
品質管理の第一です。
検査結果も合格でした。