花粉が舞う憂鬱な季節。
先日、長男が自転車で焼山寺までのぼった際、「いっぱい花粉が飛んでいた」
と言って帰ってきました。
春になると大量に舞うスギ花粉は、高度成長期に一気に整備された
人工林が大きな原因とされています。
また、戦後の森林政策の影響も大きいといわれています。
戦中や戦後に全国で木の伐採が進み、森林が荒廃した土地では土砂崩れなどの
問題が発生して、この対策として国は成長スピードの速いスギの植林が進められた。
でも、そこに問題が・・
国内の林業の低迷で国産材が伐採されず、全国の山にはたくさんの杉の木があります。
木材の生産額は40年前に比べて7割も減っているといわれます。
輸入材に押されて需要は減る一方です。
花粉症対策として林野庁が開発したスギの新品種。
花粉の量を従来の1%以下にできるそうです。
また、花粉のまったくでない品種の開発にも成功しているそうです。
この新品種のスギの苗を全国に植えることができれば将来はスギ花粉に悩むことは
なさそうです。
・・・でも、大きな問題が。
林業の不振です。 家づくりでも国産材の利用が少なくなりました。
もっとたくさんの家づくりに国産材を使うようになれば解決できるのですが・・