T様では4月に新築より10年を迎えました。
”10年ひと昔”と言いますがつい先日のようにも思います。
一昨日、10年目の定期点検をさせていただきました。
丁度このアングル。
お引渡しの日に記念写真を撮っているとき軒下にツバメがとまっていました。
お二人の真ん中に一羽こちらを向いています。
昔からツバメは”幸せを運ぶ鳥”とよく言われます。
まさにそのごとく、その年に元気な赤ちゃんの誕生になりました。
その2年後にはカワイイ女の子のご誕生。
幸せいっぱいのご家族です。
定期点検には毎年お伺いしています。
今年も床下、水廻り、外回りを重点に点検させていただきました。
床下は家の中の最も重要の部分。
10年が経ってもこのきれいさ。
床下にはさわやかな風が流れます。
土台は基礎コンクリートには接しない基礎パッキン工法を採用。
床下に空気の淀みをなくす全周換気。
常にきれいな風がいきわたるのでシロアリの心配はありません。
シロアリ駆除は一切していません。
生活の場に劇薬を散布するのは健康にもよくありません。
薬で対処するのではなく、”シロアリ発生の原因をなくす”というのが
33年前よりのエムズの方針です。
シロアリ発生原因は湿気、雨漏り、水漏れ、による木の腐敗。
この原因をなくせばシロアリ発生はしません。
・・・なので、床下に入っても安全です。
床下換気ゆえに床断熱はしっかりとします。
浴室ユニットバスの下
水漏れはなし
給水管のヘッダー部分
電車のターミナル駅のようなものです。
外から入った水道水が浴室、洗面、トイレなどの各部屋に継ぎ目の
ないシームレス管によってつながれています。
床なりの原因となる束の緩みがないかチェックっしていきます。
この束も今では鋼製です。
昔は木で支えていたのでこの木とコンクリートが接しているために束に湿気が及び
シロアリの発生原因にもなっていました。
万一、床なりがあってもナットで調整できるのでしっかりとメンテナンスできます。
基礎コンクリートにひび割れがないか。
これも重要ポイント。
田んぼを埋め立てた造成地では家の傾きもよく言われます。
そんな時には基礎にひび割れがあるということがよくあります。
エムズでは耐震診断も業務としてしていますがそんな調査建物では
基礎のひび割れは多くみられます。
被害が大きくならないためにも早期発見が大切です。
床下の状態は良好。
家の中でも重点チェックポイントは水廻りです。
キッチン、洗面化粧台、トイレ、浴室など漏水チェックをしていきます。
外周りも外壁、排水管、排水マスなどもチェック。
外壁のひび割れ、コーキング切れは漏水の原因となります。
これもすべて問題なし。
安心いただけます。
無事に何事もなく10年目の定期点検も合格です。
家も人と同じです。
早期発見、早期対処が何より重要です。
人生の根本となる住まい。
長く安心して住まえることが大切です。
T様にはこれからもご安心してお住まいいただけます。