築23年のH様邸。
屋根瓦の劣化が目立ち、この度屋根改修工事をしています。
エムズではそのころから自然の空気の力を利用した建物の全周換気を採用しています。
仕組みはいたってシンプル、外壁、屋根に空気の流れる道をつくります。
壁は18mm、屋根には30mmの隙間を設けてここを空気の流れる道とします。
[空気は暖まれば軽くなります。
そして、軽くなった方に自然と空気の移動が始まります。
自然現象の上昇気流の発生です。
夏、熱せられた空気は軽くなり上空に上がっていきます。
温度が高くなればなるほど動きは活発になり、上空に向けて空気の移動が大きくなります。]
結果、屋根が熱せられて熱くなればなるほど屋根と地面付近との温度差が大きくなり
空気の移動が活発になります。
冬は屋根と地面付近との温度差があまりないので空気の移動は少なくなり保温材の役割をしてくれます。
基礎に設けた空気の入り口より新鮮な空気は壁を伝って屋根に向かい、てっぺんに設けている
排気口から熱せられた空気が出ていきます。
23年前につくった自然の換気システムは今も変わらず元気いっぱい働いています。
すっぽりと排出口(穴)を開けています。
手を添えれば外壁、屋根を伝ってきた熱気がこの排出口から感じられます。
23年前のしくみは今も健在です。
家の周りをつねに新鮮な空気が流れています。
夏、外壁・屋根が焼けてその熱気が室内に及ぶ前に自然のしくみにより
室内に快適な環境をつくります。
新しくなった屋根にも空気の排気口を設けています。
自然の力を利用したしくみはシンプルで高性能。
永遠です。