今日は2週間にまたがる内覧会の第二ステージです。
皆さん玄関に入るなり”いい木の香り”がすると言っていただきました。
木の家「呼吸する家」のコンセプトは森の環境を家づくりの中で実現すること。
きれいな空気、心地よい“木の香り”に包まれます。
人は自然を求めて、癒しを求めて山に森のにと足を運びますが
木の家「呼吸する家」は家に居ながら森の環境に満たされてい
ます。
家づくりにはたくさんの山の木が使われています。
その木を生かすことにより山の木の姿から形は変わりますが延々
と木の生命は続いていきます。
大切なことは“木”を閉じ込めないこと、密閉しないことです。
常に自然の空気と触れることが大切です。
木は空気中の湿気を吸うたり水分を吐き出したりと常に活動して
います。
自然の調湿機能が備わっているのです。
専門用語でいえば”平衡含水率”を維持しようとする機能が備わっ
ているのです。
この“平衡含水率を維持する”とは木(自分)とまわりの環境(湿度)
を合わそうとする働きです。
建築用材として使われる木は乾燥させて水分を減らしていますが
完全に水分が無いよにすることはありません。
十分に乾燥して良材として使われる柱、梁などでも15%ほどの水
分を含んでいます。
この水分が大切な働きをします。
まったく水分が抜けきるとカラカラになり木というより個体??
こうして使われているのは集成材(羽材をカラカラに乾燥させ寄せ
集めた材)です。
木はまわりの環境(湿度)に合わそうとする自然の働きが備わって
います。これは冬、部屋が乾燥状態になれば自分(木)に含まれて
いる水分を外に出してまわりの空気中の湿度を高めてくれます。
逆に梅雨の湿度が高い時にはその湿度を自分(木)の中に取り込みます。
結果、部屋の湿度が下がります。
室内と外とは10%以上湿度の違いがあります。
木にはこうした自然の調湿機能が備わっています。
木が水分を吐いたり吸ったり。
冬でも加湿器いらず、梅雨時期でも除湿器いらず。
ここでも木の家「呼吸する家」は機械に頼りません。
たくさんの自然の木に囲まれた環境は森の中の環境といえます。
家の中には心地よい木の香りが漂います。
「自然素材の木の家」が創り出す空間のここち良さを体感していただきました。
・・・木の家の特質・・・
1.香り成分によるリラックス効果
2.睡眠の質が高く、よく眠れる
3.調湿作用がある
非無垢材の家と比較して湿度が約10%以上低い
4.集中力がUPする
5.疲労回復効果があり、緊張や抑うつは減少する
6.約2000倍の抗菌効果がある
7.「健康寿命」を延ばす。木の家の快適さが認知機能の維持・向上に効果的
※上記は九州大学のキャンパス内に実験棟を建設し、生理学的・心理学的
測定を行って蓄積した6年間の蓄積データにもとづく結果です。